貧血
貧血について
血液中の「赤血球数」や「ヘモグロビン値」が何らかの原因で下がってしまう状態を指します。(酸素と結合してヘモグロビンは身体中を巡り、身体全体に酸素を提供します。)
この「ヘモグロビン」を作る材料となる「鉄」が不足する事でおこる貧血が「鉄欠乏性貧血」です。
貧血の中でもこの「鉄欠乏性貧血」が最も多く、「貧血の70%を占める」と言われています。(貧血の他の種類としては「再生不良性貧血」、「悪性貧血」、「溶血性貧血」などがある。)
「鉄欠乏性貧血」の原因となる「鉄不足」は過剰な運動や栄養不足、女性の場合は生理や子宮の病気(子宮内膜症や子宮内膜ポリープ、子宮筋腫)などが考えられます。
女性の方に貧血が多いと言われているのは「生理」により血を排出するのが一番の原因です。
その他の原因として「内臓の出血」や「がん」により閉経後の女性や高齢の男性が貧血を訴える事もあります。
症状としては「めまい」・「立ち眩み」・「動悸」・「息切れ」などになり、酷くなると吐き気や食欲不振につながる方も。
また「鉄欠乏性貧血」の方は爪が割れやすい、髪が抜け落ちるなどの症状もあるので気になる方は注意が必要です。
原因と症状・血液検査の数値などを参考にしながら漢方薬を選定していきます。
ご利用者さまから
①40歳代 女性
7~8年ほど前から血液検査で「鉄欠乏性貧血」と診断、病院の鉄剤で改善が見られないのでこちらにご相談に来られました。
症状としては「めまい」・「頭痛」・「疲れやすさ」が気になるとの事。
「血を補う漢方薬」・「血流を良くする漢方薬」・「疲れを取る漢方薬」を使った所、めまいや頭痛などもなくなり血液検査での鉄の値も正常にまで戻っていたとの事でした。
②30歳代 女性
5年ほど前に血液検査で「貧血」と指摘、生活改善を心がけていたが改善が見られない為ご相談に来られました。
症状としては「めまい」・「たちくらみ」・「全身の冷え」などもあるとの事。
「血を補う漢方薬」・「血流を良くする漢方薬」・「疲れを取る漢方薬」を使った所、めまいもなくなり乱れがちだった生理も規則正しくなったとの事でした。
貧血の漢方薬
原因として「血の不足」による「鉄欠乏」や「血流の悪さ」・「疲れ」が考えられます。
その為使う漢方薬としては、
・血を補う漢方薬
・血流を良くする漢方薬
・疲れを取る漢方薬
などになります。