10代男性-神経性嘔吐(服用8カ月の経過報告)
10代 男性
こんにちは、今日の患者さんは『神経性嘔吐』の方になります。
小学1年生のころから急に症状が出始め、ひどいときは登校ができない時もあり、主に登校時と給食前の時間に症状がおこるそうです。
病院で様々な検査をしましたが、原因は特定に至らずお困りのところ親御さんよりご相談をいただきました。
漢方の種類としては、
①自律神経を整え、吐き気などの不快な症状を抑える粉製剤
②ストレス・緊張を和らげる丸剤
の2種類を処方いたしました。
漢方服用開始から1カ月、吐き気の症状は治まりつつあるものの、学校に行けていない不安感から夜眠れない日があるご様子でした。
漢方服用開始から4カ月、吐き気が起こる頻度が減ったものの、頭痛の症状がまだ気になるようです。
漢方服用開始から5カ月、吐き気、頭痛ともに改善し、ご体調もある程度良いとのことですので、紛薬のみに減薬して様子を見られることになりました。
漢方服用開始から6カ月、さらに症状は安定して良くなったようでしたが、また人の多い室内等で症状が出るようですので、生活養生アドバイスを取り入れていただきながら、引き続き服用を続けていただくことになりました。
漢方服用開始から8カ月、中学校入学で一時ご体調を崩されたものの、漢方の服用により徐々に安定してお過ごしでした。
現在も引き続き減薬をした漢方を服用し、様子を見ていただいています。
このまま症状がぶり返すことなくご体調がさらに安定し、無事漢方を卒業できるといいですね。
※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。