「生理前になると、些細なことでイライラする…」
「甘いものや脂っこいものをドカ食いしてしまう…」
「後で自己嫌悪に陥る…」 そんなお悩みはありませんか?
これらはPMS(月経前症候群)の典型的な症状ですが、つい「意志が弱いから」と自分を責めてしまいがちです。 しかし、漢方(東洋医学)の視点では、これは心の問題ではなく、体のエネルギーバランスが乱れているサインなのです。 この記事では、西洋医学の女性ホルモンの知識と漢方の知恵を掛け合わせながら、自分を責めずに済むような優しいメッセージと共に、毎月「ご機嫌」で過ごすためのヒントをご紹介します。
目次
なぜ「生理前」は心も体も乱れるのか?2つの視点
生理前の不調には、西洋医学的な「ホルモン」の動きと、漢方的な「気(き)」の巡りが深く関わっています。
【視点1:西洋医学】急激な女性ホルモンの低下
西洋医学の視点では、生理前(黄体期)には、女性ホルモンである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が急激に低下します。このホルモンの乱れが、脳内の神経伝達物質(セロトニンやドーパミンなど)に影響を与え、イライラや気分の落ち込みを引き起こすと言われています。
【視点2:漢方(東洋医学)】エネルギーが滞る「気滞(きたい)」
一方、漢方では人間の体は「気(き)・血(けつ)・水(すい)」の3つの要素で構成されていると考えます。 このうち、生理前に特に重要なのが「気(エネルギー)」です。 生理前は、この「気」がスムーズに巡らず、体の一部に滞ってしまう「気滞(きたい)」という状態になりがちです。気が滞ることで、心の中にモヤモヤやイライラが溜まり、それを発散しようとしてドカ食いをしてしまうのです。
【表:あなたのPMSはどのタイプ?気滞チェックリスト】
| チェック項目 | 当てはまるサイン |
| 気分の変化 | 理由もなくイライラする、怒りっぽい、情緒不安定 |
| 体の変化 | 胸や脇が張って痛い、お腹が張る、ガスが溜まりやすい |
| 食欲の変化 | ストレスが溜まるとドカ食いしてしまう、甘いものへの欲求が止まらない |
| その他のサイン | よくため息をつく、喉に何かつかえた感じがする、寝付きが悪い |
| 対策の方向性 | 滞った「気」を巡らせ、ストレスを発散する |
※チェックが多いほど、「気滞」の傾向があります。
自分を責めないで!「ドカ食い」は体がエネルギーを求めているサイン
ドカ食いをしてしまった後、多くの女性が「どうしてまた食べてしまったんだろう…」と自己嫌悪に陥ります。
しかし、漢方では、これは「意志の弱さ」ではなく、体が「気」を巡らせようとする防衛反応だと考えます。
特に、甘いもの(お米やサツマイモ、カボチャなど)には、気を補ったり、巡りを良くしたりする効果があります。また、気が滞っていると、胃腸の働きも不安定になり、一時的にエネルギーを強く求めてしまうのです。
「ドカ食い」をしてしまった時は、「ああ、今は体が『気』を欲しがっているんだな」と、優しく受け止めてあげてください。
漢方薬剤師がおすすめ!「気」を巡らせて「ご機嫌」を保つ週末の過ごし方
気の滞りやすい時期(生理前)こそ、意識してエネルギー(気)の巡りを良くする習慣を取り入れましょう。今日からできる3つのポイントをご紹介します。
1. 睡眠:「体内時計」をリセットし、自律神経を整える
休日の起床時間は、遅くとも平日の起床時間+2時間以内に留めましょう。朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、自律神経が整いやすくなります。どうしても眠い場合は、午後15時までに20〜30分程度の「お昼寝」を取り入れるのが、漢方的にもおすすめです。
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2. 食事:「香りの力」と「ホクホク野菜」で気を巡らせる
漢方では、気が滞っている時は、香りの良い食材や、少し酸味のある食材(柑橘類など)を摂ることで、気の巡りが良くなると考えます。 また、ドカ食いを防ぐためには、気のエネルギーそのものを補う食材を摂ることも大切です。
特に、「サツマイモ」や「カボチャ」などのホクホクした野菜や、「お米」は気を補う力があります。毎日の食事に取り入れてみましょう。
3. 運動:「深呼吸」と「軽い有酸素運動」でストレスを発散
気が滞っている時こそ、軽く体を動かして「気」を巡らせましょう。
激しい運動よりも、朝の光を浴びながらのウォーキングや、深呼吸を取り入れたヨガ、ストレッチなどがおすすめです。
【先生コラム】嶺耀堂の薬剤師の「PMS対策」
👨⚕️ 宮本先生より
「生理前のイライラ対策として、私は『香りの力』を活用しています。気が滞っている時は、香りの良いものを嗅ぐだけで、気が巡りやすくなるんです。例えば、ハーブティー(ジャスミン茶やペパーミント茶など)を飲んだり、アロマオイルを焚いたり。些細なことですが、これだけで心がスッと軽くなりますよ。」
👩⚕️ 武田先生より
「生理前は、とにかく『自分を甘やかす期間』と決めています。完璧主義をやめて、家事を少し手抜いたり、大好きな趣味の時間を作ったり。自分を責めずに、今の自分の状態を認めてあげることこそが、一番の『気』の巡りケアです。嶺耀堂では、そんな優しいアプローチから、あなたに合った漢方薬を提案しています。」
よくある質問(FAQ)
PMSに良い漢方薬はありますか?
体内の「気」を巡らせ、ストレスを緩和する代表的な漢方薬として、加味逍遙散(かみしょうようさん)や抑肝散(よくかんさん)、香蘇散(こうそさん)などが知られています。しかし、気の滞りだけでなく、「血」の巡りや、「水」のバランスが関わっている場合もあるため、ご自身の体質に合ったものを選ぶことが大切です。
生理前にドカ食いをしてしまった時、どうすればいいですか?
まずは「食べてしまった自分」を責めないことです。その上で、次の食事を少し軽めにすることで、胃腸を休めてあげましょう。
生理に振り回されない体づくりを始めませんか?
「生理前のイライラは、女性ホルモンの乱れのせい。だから仕方がない」 と諦めていませんか?
確かにホルモンの動きは変えられませんが、漢方の視点を取り入れて、滞った「気」を巡らせてあげることで、毎月「ご機嫌」で過ごせるようになります。
漢方薬局 嶺耀堂(reiyodo)では、西洋医学の知識と東洋医学の知恵を掛け合わせながら、あなたの体質に合わせた漢方薬選びとライフスタイルの提案を行っております。
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関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。
お届けする漢方について
当店では、医薬品である生薬を粉状にした ❝散剤❞ と呼ばれる、漢方薬を提供しています。市販のエキス剤よりも効果が期待できる、煎剤よりも飲みやすく安価なことから、現代のライフスタイルにより適していると考えたためです。さらに漢方の魅力をひきだすため、その方の体質・体調に合わせて専売薬局のみが取り扱える❝補剤❞を漢方薬と一緒に提供いたします。
オンラインだからできるサービス
服用中のお客様には、体調のお伺いをLINEを通しておこなっております。さらに体質や症状緩和の進み具合をみて、日々行える養生提案=ご自身で体調を整える方法 もアドバイスしております。 飲んだら終わりではなく、長く良い状態で過ごせることをスタッフ全員で目指しております。
専売薬局だけが取扱える、高品質な漢方薬を取り扱っています
取扱っているのは医薬品である漢方薬。 さらに伝統漢方研究会が製造する、専売薬局だけが取扱える漢方製剤になります。 一般的なドラッグストアなどでは入手することのできない、高品質なものを取り扱っています。 またお客様の体質を元に、漢方製材や生薬、自家製漢方薬をバランスよく組合わせることで、ご予算に合わせた提案をお出しすることができます。
漢方薬は近年、その効果が注目されていますが、世間の認知度はまだまだ低いのでは?と感じています。効き目が穏やか、副作用が無い、味はとても苦い、、実はそんなことはありません。症状によっては効果がすぐに感じるものや、副作用の強い生薬も存在します。カラダに合った漢方薬は、甘みを感じることもあると言われています。
私たちが一番伝えたい漢方薬選びのポイントは「ひとりひとりに合わせた薬を選ぶ」ということです。効果を最大限に引き出すためには、細かい症状の出方、その方の体質を考慮する必要があります。Reiyodoのオンライン漢方相談薬局では、AIによる体質チェックと漢方薬剤師のヒアリング、電話相談を組み合わせることで、みなさまの健康をサポートするお守りのような存在でありたいと、スタッフ一同研鑚しております。
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記事監修者 漢方薬局 嶺耀堂 薬局長 武田 隆芳(たけだ たかよし)
実績:病院勤務4年・調剤薬局勤務8年の臨床経験 合計12年間
西洋医学の最前線で多くの患者さんと向き合う中で、薬で症状を抑えるだけではない「根本的な治癒」への渇望が芽生える。
・「身近な人の悩みにもっと深く関わり、本当に治る手助けがしたい。」
・「薬だけでなく、身体の内側から体質を変えていく感動を伝えたい。」
という強い想いから漢方の道へ。 現在は呼吸器や皮膚トラブル、精神疾患などを得意とし、漢方薬の処方はもちろん、食事や生活習慣のアドバイスまで含めた「二人三脚のサポート」を行っています。