【暖房や寒暖差で顔が真っ赤になる】酒さ・赤ら顔の4つのタイプと漢方の考え方——化粧で隠す毎日を変えたい方へ

「暖房の効いた部屋に入ったり、温度差があると顔が赤くなってしまうのがつらい」
「痒みや痛みが気になって、つい触ってしまう」
「お化粧をしても赤みが目立って、人の目が気になってしまう」――。
酒さ・赤ら顔のご相談で、私たちが実際によく伺う言葉です。

この記事では、なぜ顔の赤みは暖房や寒暖差、緊張で強くなるのか、ご相談で見ている4つのタイプ、そして実際のご相談の経過を、オンライン漢方相談薬局の嶺耀堂(Reiyodo)が解説します。


目次

【この記事の結論:酒さ・赤ら顔に対する漢方の考え方】

  • 赤みには「きっかけ」があります: 暖房・寒暖差・入浴・緊張やストレス・生理周期。
    赤みが強くなるタイミングは、体質を見立てる大切な手がかりです。
  • タイプは大きく4つ: 血流の滞り/ホルモンバランスの乱れ/気の高ぶり/皮膚の炎症。
    タイプによって、お選びする漢方の方向性が変わります。
  • 漢方の見方: 赤みだけを見るのではなく、赤みが出るタイミング・ほてり・かゆみ・体調を合わせて考え、その方に合ったケアを組み立てます。
  • 大事な注意: ステロイド外用薬をご自身の判断でやめることはおすすめしません
    また、美容レーザー治療のあとの赤みは、まず施術を受けた医療機関・皮膚科の受診をおすすめします。

こんな方からのご相談が多いです

嶺耀堂の酒さ・赤ら顔のご相談で多いのは、たとえばこんな方です。

  • 50代女性: 更年期以降、顔の赤みやほてりが気になり、人目が気になるようになった
  • 40代女性: 以前から赤みが出やすかったが、寒暖差で赤みが強く出るようになった
  • 40代男性: 緊張やストレスを感じると顔が赤くなり、仕事や人前に出る場面で気になる

共通しているのは、「顔」という隠せない場所の悩みだ、ということです。
お化粧で隠そうとしてもかえって目立ってしまったり、触ってはいけないと分かっていても気になって触ってしまったり。
人と会うたびに気になるお悩みだからこそ、我慢を続ける前にご相談いただきたいと考えています。


西洋医学の視点

酒さ・赤ら顔で皮膚科を受診した場合、抗菌薬の内服や外用を中心に、症状に応じてビタミンA誘導体の内服などが用いられます。
皮脂の過剰な分泌や角化の異常を整えたり、炎症を鎮めたりすることで、赤みやぶつぶつにアプローチしていく治療です。

嶺耀堂は「病院をやめて漢方に」とは考えていません。
病院の治療と並行しながら、赤みが出にくい体質という土台の部分を漢方で整えていく、という組み合わせのご相談が多くなっています。


漢方の視点:同じ「赤ら顔」でも、タイプは4つに分かれます

嶺耀堂では、酒さ・赤ら顔のご相談を、東洋医学の観点から大きく4つのタイプに分けて見立てています。
ご自身に当てはまりそうなところを探しながら読んでみてください。

タイプ当てはまるサイン漢方の方向性
血流の滞り(瘀血)寒暖差や入浴で赤みが悪化しやすい血流を整える漢方
ホルモンバランスの乱れ更年期や生理前に悪化しやすいホルモンバランスを整える漢方
気の高ぶり緊張やストレスで赤みが強くなる自律神経を整える漢方
皮膚の炎症常に赤みがあり、乾燥や化膿の傾向がみられる皮膚の炎症を鎮め、お肌に潤いを与える漢方

実際には、複数のタイプが重なっている方がほとんどです。
ですから「赤ら顔にはこの漢方」と1対1で決めるのではなく、赤みの出るタイミングやほてり・かゆみ、体調全体を伺ったうえで、組み合わせを設計していきます。


症例経過:赤み・ぶつぶつ・ほてりのご相談

実際に嶺耀堂へご相談いただいた方の経過を、3件ご紹介します。
※お一人おひとりの実例であり、感じ方や期間には個人差があります。

① 40代女性:ステロイドが効かなくなり悪化した顔の赤み・発疹

もともとアトピーをお持ちで、顎と鼻周りの赤み・発疹に、ほてり・かゆみ・ごわつきを伴い、2ヶ月前からステロイドも効かなくなって悪化しているとのご相談でした。
ホルモンバランスを整え、かゆみやほてりを緩和する漢方」「解毒機能を整え、体質改善を促す漢方」「血流を整え、皮膚症状を和らげる漢方」の3種類をお組みしました。
1ヶ月後「少しずつ改善してきている感じがする」、2ヶ月後「だいぶ調子が良くなってきた」。
4ヶ月後には、お化粧を軽くできるくらいまで顔の状態が落ち着き、体調も安定してきたため、ご本人のご希望で服用を終了し、様子を見ることになりました。

② 40代女性:15年続いた赤み・ぶつぶつ

15年ほど前から症状があり治療を続けてきたものの改善が見られず、「身体の内側から見直す必要がある」と思い立ってのご相談でした。
①と同じ3つの方向性で漢方をお組みしたところ、1ヶ月後「顔のぶつぶつ、ヒリヒリ感が軽減してきた。全体的に良い方向へ向かっている気がする」。
4ヶ月後には赤み・ぶつぶつがだいぶ軽減され、ご本人の実感で「つらさ10→4」まで変化
体調が安定してきたため、ご希望により漢方薬を減量して様子を見ることになりました。

③ 40代男性:仕事中に目立つ顔の赤み

5年ほど前から顔の赤みが気になり始め、特に仕事中に目立つことがストレスになっているとのご相談でした。
顔にこもった熱を冷まし、皮膚の炎症を抑える漢方」と「解毒機能を高め、赤みの出にくい状態をつくる補助の漢方」の2種類をお組みしました。
1ヶ月後「なんとなく効果が出てきた気がします」、2ヶ月後「体調も良く、徐々に赤みも軽減してきました」。
3ヶ月後には初めの頃と比べて半分程度まで症状が落ち着き、現在もさらなる改善を目指して服用を続けていらっしゃいます。

そのほかの実際のご相談の経過(症例まとめ)を見る


ご相談では、こんなことを伺います

嶺耀堂のご相談はLINEを中心に行います。
酒さ・赤ら顔のご相談で実際にお伺いしているのは、こんな内容です。

  • 赤みが強くなるタイミング(暖房・寒暖差・入浴・緊張やストレスなど)
  • ほてり・かゆみ・痛み・乾燥などを伴うかどうか
  • 今お使いのお薬(ステロイドなどの外用薬・内服薬)
  • 睡眠やストレスなど、体調の全体像
  • 女性の方は、生理の周期や更年期と赤みが連動しているかどうか

「赤ら顔です」というひと言だけでは、お選びする漢方は決まりません。
上のような内容を伺って、はじめて4つのタイプのどれが重なっているかが見えてきます。


先に知っておいてほしい、2つの注意

①ステロイドを自己判断でやめないでください

「ステロイドをやめて漢方だけにしたい」というお気持ちを伺うことがありますが、ステロイド外用薬をご自身の判断で急にやめることはおすすめしません
お使いのお薬は、処方した先生と相談しながら調整するものです。
漢方は、病院の治療と並行して体質の土台を整える形で始めていただけます。

②美容レーザー治療のあとの赤みは、まず受診を

レーザー治療のあとに出てきた赤みは、施術による一時的な反応の可能性もあるため、まずは施術を受けた医療機関や皮膚科の受診をおすすめしています
そのうえで、体質からのケアをご希望の場合にご相談ください。


【先生コラム①】赤みは「出るタイミング」にヒントがあります

担当薬剤師:宮本先生(調剤薬局・漢方薬局での勤務経験あり)

酒さ・赤ら顔のご相談でよくお聞きするのが、「暖房の効いた部屋に入ると顔が真っ赤になる」「化粧をしても赤みが隠れず、人目が気になる」というお声です。
実は、顔の赤みは気温差や緊張など、ちょっとした刺激で強くなることがあります。

漢方では、赤みだけを見るのではなく、赤みが出るタイミングやほてり、かゆみ、体調などを合わせて考え、その方に合ったケアを探していきます。
「いつ赤くなるか」を思い出しながらご相談いただくと、見立てがぐっと正確になりますよ。

【先生コラム②】「ステロイドをやめたい」と思っている方へ

担当薬剤師:櫻井先生(病院・調剤薬局での勤務経験あり)

ご相談の中で多いのが、「ステロイドが効かなくなってきた」「長く使い続けるのが怖い」という段階でいらっしゃる方です。
そのお気持ちはとてもよく分かるのですが、私たちが必ずお伝えしているのは、ステロイドをご自身の判断で急にやめないでください、ということです。

漢方は「ステロイドの代わり」ではなく、病院の治療と並行しながら、赤みの出にくい土台を整えていく漢方として始めていただくのが安全な形です。
実際、体調が安定してきてから、ご本人のご希望とご相談のうえで少しずつ減らしていった方もいらっしゃいます。
焦らず一緒にゴールを目指しましょう。


よくあるご質問

漢方薬を飲むと、どのくらいで赤みが引いてきますか?

赤みの出方や経過には個人差があるため、「◯ヶ月で赤みが引く」と一概にはお伝えできません。
一時的な赤みなのか、慢性的に続いているのか、ほてりやかゆみを伴うのかによっても経過は異なります。
まずは現在の症状を確認しながら、変化を一緒に見ていくことを大切にしています。
根本からお身体を整えるためには、3ヶ月以上じっくり続けていただくことをおすすめしています。

病院のお薬と併用できますか?

はい、基本的には併用していただいて問題ありません。
病院では皮脂の過剰分泌や角化の異常を整えたり、炎症を鎮めたりするお薬が使われますが、それと合わせて、漢方でその方に合ったアプローチ(血流を整える・自律神経を整える・皮膚の炎症を鎮めるなど)により体質の土台から整えていくことは大変おすすめです。
飲み合わせの確認も行いますので、ご相談時にお薬手帳などでお知らせください。

緊張したときだけ顔が赤くなります。
これも酒さですか?

緊張の場面だけ赤くなる場合は、あがり症・赤面症としてのご相談が近いかもしれません。
一方、緊張と関係なく、暖房や寒暖差・入浴でも赤くなる、常に赤みがあるという場合は、酒さ・赤ら顔としての見立てが中心になります。
どちらか迷う場合も、LINEで様子を伺えば見立てられますので、そのままご相談ください。

店舗まで行けません。
オンラインだけで相談できますか?

はい、嶺耀堂(Reiyodo)はオンライン専門の漢方相談薬局です。
ご相談はLINEで完結し、お薬は全国どこへでも発送いたします。
相談料は無料で、お薬のご購入時のみ料金がかかります。
顔のお悩みは対面では話しにくいもの。文章と写真で、ご自身のペースでお聞かせください。

赤みを「隠す」毎日から、「整える」毎日へ

お化粧や角度でごまかす毎日は、思っている以上に心をすり減らします。
赤みが出るタイミングにはヒントがあり、体質から整えていく道があります。
なお、緊張する場面での赤面が中心の方は、こちらの記事も参考になるかもしれません。

嶺耀堂(Reiyodo)はオンライン専門の漢方相談薬局です。
全国どこからでも、LINEだけでご相談いただけます。
相談料は無料で、お薬のご購入時のみ料金がかかります。

関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。

お届けする漢方について

当店では、医薬品である生薬を粉状にした ❝散剤❞ と呼ばれる、漢方薬を提供しています。市販のエキス剤よりも効果が期待できる、煎剤よりも飲みやすく安価なことから、現代のライフスタイルにより適していると考えたためです。さらに漢方の魅力をひきだすため、その方の体質・体調に合わせて専売薬局のみが取り扱える❝補剤❞を漢方薬と一緒に提供いたします。

オンラインだからできるサービス

服用中のお客様には、体調のお伺いをLINEを通しておこなっております。さらに体質や症状緩和の進み具合をみて、日々行える養生提案=ご自身で体調を整える方法 もアドバイスしております。 飲んだら終わりではなく、長く良い状態で過ごせることをスタッフ全員で目指しております。

専売薬局だけが取扱える、高品質な漢方薬を取り扱っています

取扱っているのは医薬品である漢方薬。 さらに伝統漢方研究会が製造する、専売薬局だけが取扱える漢方製剤になります。 一般的なドラッグストアなどでは入手することのできない、高品質なものを取り扱っています。 またお客様の体質を元に、漢方製材や生薬、自家製漢方薬をバランスよく組合わせることで、ご予算に合わせた提案をお出しすることができます。

漢方薬は近年、その効果が注目されていますが、世間の認知度はまだまだ低いのでは?と感じています。効き目が穏やか、副作用が無い、味はとても苦い、、実はそんなことはありません。症状によっては効果がすぐに感じるものや、副作用の強い生薬も存在します。カラダに合った漢方薬は、甘みを感じることもあると言われています。

私たちが一番伝えたい漢方薬選びのポイントはひとりひとりに合わせた薬を選ぶということです。効果を最大限に引き出すためには、細かい症状の出方、その方の体質を考慮する必要があります。Reiyodoのオンライン漢方相談薬局では、AIによる体質チェックと漢方薬剤師のヒアリング、電話相談を組み合わせることで、みなさまの健康をサポートするお守りのような存在でありたいと、スタッフ一同研鑚しております。

漢方薬剤師 宮本 貴美(みやもと たかみ)

調剤薬局、漢方薬局での勤務を経験

漢方以外にもアーユルヴェーダ・メディカルハーブ・アロマ・分子栄養学など幅広く学び、国際中医師も所持

関心のある疾患は、婦人科疾患、不妊症、皮膚疾患

【趣味】
美味しいお店巡り、ヨガ、旅行、読書

漢方薬剤師 櫻井 絵梨子(さくらい えりこ)

病院・調剤薬局の勤務を経て漢方の道へ

関心のある疾患:婦人科疾患・不妊症

【趣味】
旅行・美味しいお店巡り

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