「唾液があふれてきて困る」「口に溜まって気持ち悪い」「人前でごくんと飲み込む音が聞こえていないか気になる」――。
唾液過多のご相談で、実際によく伺う言葉です。
中には、ティッシュを手放せず、常に吐き出しながら過ごしている方もいらっしゃいます。
人には相談しづらく、まわりに理解されにくい悩みだからこそ、おひとりで抱え込んでしまいがちです。
この記事では、唾液が止まらない・多いと感じるときに考えられる背景、「市販薬で止められるのか」という疑問、そして体を根本から整えていく漢方の考え方を、オンライン漢方相談薬局の嶺耀堂(Reiyodo)が解説します。
目次
【まとめ:「唾液過多(唾液が止まらない・口に溜まる)」に対する漢方の考え方】
- 唾液過多の正体: 検査を受けても原因がはっきりしないことが多いお悩みですが、漢方では「自律神経の乱れ」や「胃腸の冷え・弱り」による体内の水分バランスの崩れと考えます。
- 漢方の解決策: 薬で分泌を無理に止めるのではなく、水分の巡りや胃腸の働きを整えることで、自然と唾液が落ち着く状態を目指します。
- 対象となる主な疾患(お悩み): 唾液過多(流涎症)、自律神経失調症、呑気症(空気嚥下症)、胃腸虚弱
唾液が止まらない・多いと感じる主な背景
ひとくちに「唾液が多い」といっても、その背景は人によって異なります。
ご相談の現場でよく出会うのは、次のようなパターンです。
1. ストレス・自律神経の乱れ
唾液の分泌は自律神経がコントロールしています。
緊張やストレスが続くと分泌のバランスが乱れ、唾液が増えたように感じることがあります。
「唾液が気になり始めてから、ますます意識してしまい、余計に溜まる気がする」という悪循環に入る方も少なくありません。
2. 胃腸の弱り・冷え
胃腸の調子と唾液は深くつながっています。
胃もたれや吐き気を伴う方、冷たい飲み物や食べ物をよくとる方、体の冷えを感じやすい方では、消化機能の低下とともに唾液の悩みが強くなることがあります。
3. 「量が多い」場合と「飲み込みづらい」場合がある
実際に唾液の量が増えている場合のほか、量はそれほど変わらないのに、緊張などで飲み込みがうまくいかず、口の中に溜まって「多い」と感じる場合もあります。
どちらのタイプかによって、体を整えるためのアプローチも変わってきます。
※ご注意ください
急に唾液の状態が大きく変わった場合や、お薬の副作用が疑われる場合、しびれ・飲み込みにくさなど他の症状を伴う場合は、まず医療機関(歯科口腔外科・耳鼻咽喉科・内科など)での受診をおすすめします。
唾液を止める市販薬はある?
「唾液過多 市販薬」「唾液 止める 薬」と検索される方は多いのですが、実は、唾液の分泌そのものを抑えることを目的とした市販薬は、ほとんど見当たらないのが実情です。
ドラッグストアで胃腸薬などを試してみたものの、変化を感じられなかったという方もいらっしゃいます。
唾液の悩みは、ストレス・胃腸・冷えなど背景の組み合わせが人によって違うため、ご自身の体質や背景に合っていない対処では手応えを感じにくいのです。
漢方では「唾液過多」をどう考える?
漢方では、唾液の悩みを「口だけの問題」とは捉えません。
体の中の水分の巡りと、それを動かす胃腸の働き、そして自律神経のバランスから体全体を見ていきます。
- 余分な水をさばく……体の水分の巡りが滞り、唾液として口に集まりやすくなっているタイプに。
- 胃腸を立て直す……胃腸の弱りや冷えがあり、消化の力が落ちているタイプに。
- 自律神経の乱れを整える……緊張やストレスで症状が悪化しやすいタイプに。
同じ「唾液が多い」というお悩みでも、どのタイプがどのくらい関わっているかは人それぞれです。
そのため、体質をじっくり伺ったうえで、一人ひとりに合った組み合わせを考えていきます。
【薬剤師コラム】ふたりの漢方薬剤師が語る「唾液のお悩み、実は多いんです」
👨⚕️ 薬剤師 武田先生:唾液のご相談を受けるとき、『こんなこと相談していいのか迷いました』『気のせいだと言われてしまって…』とおっしゃる方が本当に多いですよね。
👩⚕️ 薬剤師 櫻井先生:そうですね。
でも実は、嶺耀堂には全国から毎日のように唾液に関するご相談が寄せられています。
決して珍しいお悩みではないんですよね。
漢方の視点で見ると、口の中のトラブルって、実は『胃腸からのSOS』だったり『緊張の糸が張り詰めているサイン』だったりします。
👨⚕️ 薬剤師 武田先生:『唾液を止めなきゃ!』と焦れば焦るほど、体に力が入って水分の巡りが悪くなってしまうこともありますよね。
だからこそ、私たちはお口の中だけでなく、冷えはないか、よく眠れているかなど、体全体のお話を伺うようにしています。
👩⚕️ 薬剤師 櫻井先生:はい。
唾液が溜まるのは、あなたが悪いわけでも、気にしすぎなわけでもありません。
体が一生懸命バランスをとろうとしている結果です。
まずはこわばった心と体を一緒にほぐし、整えていくことから始めていきましょう。
ご相談では、こんなことを伺います
嶺耀堂(Reiyodo)の漢方相談では、唾液のことだけでなく、体全体の様子を伺います。
- 症状が始まったきっかけ
- どんな場面で悪化しやすいか
- 睡眠の状態、ストレスがかかったときの症状
- 胃腸の調子(胃もたれ・食欲・お通じなど)
- 冷えの有無
こうした質問を重ねるのは、上でご紹介した「水」「胃腸」「自律神経」のどのバランスが崩れているかを見極めるのに欠かせないからです。
逆にいえば、これだけの情報がないと、お悩みに本当に合った漢方薬は選べません。「症状名だけで漢方薬を選ぶのが難しい」と言われるのは、このためです。
今日からできる日常の工夫
漢方薬で体を整えながら、以下の工夫を取り入れることでより良い変化が期待できます。
- 冷たい飲み物・食べ物を控えめに……胃腸の冷えは水の巡りを滞らせます。
常温や温かいものを意識してみてください。
- よく噛んで食べる……消化の負担を減らし、胃腸の働きを助けます。
- 睡眠を整える……自律神経のバランスは睡眠に大きく左右されます。
- 「気にしすぎない」を目標にしない……意識するなと言われるほど意識してしまうのがこの悩みです。
ひとりで我慢して思い詰めるより、まずは誰かに相談していただくのが心のリラックスへの近道です。
なお、唾液を頻繁に飲み込むことで空気も一緒に飲み込んでしまい、ゲップやお腹の張りにつながる「呑気症(どんきしょう)」というお悩みもあります。
心当たりのある方は、こちらの記事もどうぞ。
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よくあるご質問
人前で唾液を飲み込む音が気になります。
こんな悩みでも相談していいのでしょうか?
はい、実際に多くいただくご相談です。
「ごくんという音が聞こえていないか気になる」というお悩みは、決して珍しいものではありません。
ReiyodoはLINEで完結するオンライン相談なので、顔を合わせずにご自分のペースでお話しいただけます。
どのくらいの期間で変化を感じられますか?
体質やご状況によって個人差があります。
体質から整えていく漢方の性質上、まずは1〜3ヶ月を目安に、様子を見ながら進めていく方が多くいらっしゃいます。
経過に合わせて内容を調整していきますので、途中の変化もLINEで細やかにお聞かせください。
病院に行くなら何科ですか?
唾液の悩みは、歯科口腔外科・耳鼻咽喉科・内科などでご相談いただけます。
検査を受けても大きな異常が見つからなかった場合や、原因がはっきりしないと言われた場合に、体質から見直す選択肢として漢方相談をご検討ください。
ひとりで悩まず、LINEでご相談ください
唾液の悩みは、ご家族にさえ話しづらいものです。
「こんなことで相談していいのかな」と迷っているうちに、何年も経ってしまったという方もいらっしゃいます。
嶺耀堂(Reiyodo)はオンライン専門の漢方相談薬局です。
全国どこからでも、LINEだけでご相談いただけます。
相談料は無料で、お薬のご購入時のみ料金がかかります。対面では話しにくいお悩みこそ、ぜひ私たちにお任せください。
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関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。
お届けする漢方について
当店では、医薬品である生薬を粉状にした ❝散剤❞ と呼ばれる、漢方薬を提供しています。市販のエキス剤よりも効果が期待できる、煎剤よりも飲みやすく安価なことから、現代のライフスタイルにより適していると考えたためです。さらに漢方の魅力をひきだすため、その方の体質・体調に合わせて専売薬局のみが取り扱える❝補剤❞を漢方薬と一緒に提供いたします。
オンラインだからできるサービス
服用中のお客様には、体調のお伺いをLINEを通しておこなっております。さらに体質や症状緩和の進み具合をみて、日々行える養生提案=ご自身で体調を整える方法 もアドバイスしております。 飲んだら終わりではなく、長く良い状態で過ごせることをスタッフ全員で目指しております。
専売薬局だけが取扱える、高品質な漢方薬を取り扱っています
取扱っているのは医薬品である漢方薬。 さらに伝統漢方研究会が製造する、専売薬局だけが取扱える漢方製剤になります。 一般的なドラッグストアなどでは入手することのできない、高品質なものを取り扱っています。 またお客様の体質を元に、漢方製材や生薬、自家製漢方薬をバランスよく組合わせることで、ご予算に合わせた提案をお出しすることができます。
漢方薬は近年、その効果が注目されていますが、世間の認知度はまだまだ低いのでは?と感じています。効き目が穏やか、副作用が無い、味はとても苦い、、実はそんなことはありません。症状によっては効果がすぐに感じるものや、副作用の強い生薬も存在します。カラダに合った漢方薬は、甘みを感じることもあると言われています。
私たちが一番伝えたい漢方薬選びのポイントは「ひとりひとりに合わせた薬を選ぶ」ということです。効果を最大限に引き出すためには、細かい症状の出方、その方の体質を考慮する必要があります。Reiyodoのオンライン漢方相談薬局では、AIによる体質チェックと漢方薬剤師のヒアリング、電話相談を組み合わせることで、みなさまの健康をサポートするお守りのような存在でありたいと、スタッフ一同研鑚しております。
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漢方薬剤師 薬局長 武田 隆芳(たけだ たかよし)
実績:病院勤務4年・調剤薬局勤務8年の臨床経験 合計12年間
西洋医学の最前線で多くの患者さんと向き合う中で、薬で症状を抑えるだけではない「根本的な治癒」への渇望が芽生える。
・「身近な人の悩みにもっと深く関わり、本当に治る手助けがしたい。」
・「薬だけでなく、身体の内側から体質を変えていく感動を伝えたい。」
という強い想いから漢方の道へ。 現在は呼吸器や皮膚トラブル、精神疾患などを得意とし、漢方薬の処方はもちろん、食事や生活習慣のアドバイスまで含めた「二人三脚のサポート」を行っています。
漢方薬剤師 櫻井 絵梨子(さくらい えりこ)
病院・調剤薬局の勤務を経て漢方の道へ
関心のある疾患:婦人科疾患・不妊症
【趣味】
旅行・美味しいお店巡り