【寝ても疲れがとれない…】疲労倦怠感の原因と、心身の活力を補う漢方アプローチ

「朝起きても体がだるく、一日中スッキリしない」

「仕事から帰ると何もする気が起きず、休日は寝て終わってしまう」

「睡眠時間はとっているはずなのに、疲れが全く抜けない」

日常生活の中で、このような「疲れやすい」「体が重だるい」「寝ても疲れがとれない」と感じる状態が続くことはありませんか?
疲労倦怠感でお悩みの方の割合を見ると、精神的な疲労を感じている方が約30%、身体的な疲労を感じている方が約30%、そして「心身どちらも同じくらい疲れている」と感じている方が約40%にのぼるというデータがあります。

年代も20代〜50代までと幅広く、働き盛り・子育て世代の多くが慢性的な疲労を抱えています。
近年のストレス社会やライフスタイルの変化(リモートワークの普及など)も重なり、ただ休むだけでは回復しきれないケースが増えています
「疲れなんて誰にでもあること」と放置せず、漢方の力で心身のバランスを整え、ご自身の本来の活力を取り戻すための体質づくりを始めてみませんか。


目次

西洋医学の視点

疲労倦怠感で内科や心療内科を受診した場合、西洋医学ではまず血液検査などを行い、背後に別の疾患(甲状腺機能低下症、貧血、睡眠時無呼吸症候群など)が隠れていないかを確認します。

明確な疾患が見つからない「慢性的な疲労」に対しては、ビタミンB群を補う内服薬や栄養ドリンク、点滴などで直接的にエネルギー代謝を助けるアプローチが一般的です。

精神的なストレスや気分の落ち込みが強い場合には、抗うつ薬SSRIなど)や抗不安薬睡眠導入剤が処方されることもあります。
また、疲労が蓄積すると「重い肩こり」「偏頭痛」「身体のふしぶしの痛み」といった身体症状を伴うことが多く、とりあえずの対処として日常的にロキソニンなどの解熱鎮痛剤を服用して、痛みを散らしながら無理やり頑張っている方も非常に多くいらっしゃいます。

(※ビタミン剤鎮痛剤は一時的な回復や痛みのブロックには有効ですが、根本的な「ストレスを受けやすい体質」や「エネルギーを作り出せない胃腸の弱さ」そのものを解決するわけではないため、お薬の切れ目とともに再び疲労を感じてしまう悪循環に陥りやすいのが特徴です。)


西洋医学と東洋医学(漢方)のアプローチの違い

西洋医学が「不足しているビタミンを直接補う」「今ある痛みを薬でブロックする」という対症療法を得意とするのに対し、東洋医学(漢方)は「なぜ疲れが溜まりやすく、回復できない身体になっているのか?」という根本原因に着目します。
東洋医学では、疲労倦怠感を「生命エネルギー(気)が不足している状態」、あるいは「ストレスでエネルギー(気)が滞っている状態」と考えます。

漢方では、胃腸の働きを立て直して食べたものからしっかりとエネルギーを作り出せるようにしたり、自律神経の過緊張を解きほぐして質の良い睡眠をとれるようにしたりすることで、栄養ドリンクや鎮痛剤に頼りきりにならない「疲れにくいベースづくり」をサポートします。


漢方が考える原因

Reiyodoでは、疲労倦怠感の主な原因を東洋医学の観点から以下の3タイプに分類し、お客様の体質やご状況に合わせてオーダーメイドで漢方をお組みしています。

原因のタイプ具体的な状態・特徴東洋医学(漢方)のアプローチ方向
体力の低下・胃腸の弱さ
(気虚)
加齢や生活習慣により疲れがとれない。食が細い、胃腸が弱く体調を崩しやすい。不足したエネルギーを補い、胃腸を元気にします。

活力を与える漢方で、自らの力で疲労回復を促すベースを作ります。
ストレス・自律神経の乱れ
(気滞)
仕事や人間関係のストレスで疲労が蓄積。一日中頭が働かず、集中力が低下している。ストレスで滞ったエネルギーを全身に巡らせます。

気の発散を促す漢方で、頭をスッキリさせ、心身のだるさを和らげます。
ホルモンバランスの影響
(腎虚・血虚など)
更年期や生理周期に伴う気分の波、身体の重だるさ、冷えやのぼせを伴う疲労ホルモン変化による心身の揺らぎを整えます。

自律神経を整える漢方で、緊張を緩め、質の良い休息をとれるようサポートします。

【先生コラム①】その疲れ、実は休むだけではとれない『気の滞り』かもしれません

担当薬剤師:薬局長 武田隆芳(病院・調剤薬局での勤務経験あり)

「休日は一日中ベッドで寝ているのに、月曜の朝が一番だるい」というご相談をよくお受けします。
実はこれ、身体の疲れ(肉体疲労)ではなく、ストレスによる「脳と神経の疲れ」であることがほとんどです。

東洋医学では、考えすぎやプレッシャーでエネルギーが頭にこもり、全身に巡らなくなった状態を「気滞(きたい)」と呼びます。
このタイプの疲労は、じっと寝ているよりも、漢方で「気を発散」させてあげることで、驚くほど頭がクリアになり、身体がフッと軽くなります。
お仕事で常に気を張っている方こそ、漢方で心身の「風通し」を良くしてあげましょう。

【先生コラム②】胃腸はエネルギーの製造工場。根本的な『活力』を育てましょう

担当薬剤師:倉本智里(製薬会社・調剤薬局での勤務経験あり)

疲れた時に栄養ドリンクを飲んだり、肩が凝ってロキソニンを手放せなかったり……日々頑張りすぎている方は、ご自身の身体を「前借り」して動かしている状態です。
年齢とともに疲れが抜けにくくなったと感じる場合、多くは「胃腸(脾)」の働きが落ち、食べたものからエネルギー(気)を作り出す力が弱まっています。

漢方の素晴らしいところは、外から無理やり興奮させるのではなく、胃腸を労わりながら「ご自身の身体が本来持っている回復力」を底上げできる点です。
毎日を元気に過ごすための「活力の貯金」を、漢方で少しずつ増やしていきませんか。


疲労倦怠感の症例

①40代 男性(リモートワークからくる疲労倦怠感)

リモートワークへの切り替えをきっかけに、オンオフの切り替えがうまくいかず、一日中スッキリしない「疲労倦怠感」に悩まれご相談いただきました。
運動不足とストレスによる気の滞りと考え、「自律神経を整える漢方」と「気の発散を促す漢方」をご提案。

1ヶ月の服用で頭のモヤモヤや疲労感が軽減し始め、3ヶ月目には仕事への集中力が戻り、さらに調子が良くなってきたとのことです。

②40代 男性(慢性的な疲労と体調不良)

常に「疲労倦怠感」があり、季節の変わり目などにすぐ「体調を崩しやすい」というお悩みでご相談いただきました。
胃腸が弱くエネルギーを作り出せていない状態と考え、胃腸を元気にしベースを引き上げる「活力を与える漢方」をお組みしました。

1ヶ月服用したところで身体の底からくる重だるさが軽減。
3ヶ月目には「最近、風邪を引かなくなり体調を崩しにくくなった」と嬉しいご報告をいただきました。

③ 40代 女性(仕事のストレスによる体のだるさと不眠)

職場の人間関係や業務のストレスが原因で、鉛のような「体のだるさ」と、夜中に何度も目が覚めてしまう「不眠」に悩まれていました。
過緊張により心身が休まっていない状態と考え、「自律神経を整える漢方」をご提案。

1ヶ月服用したところ、夜ぐっすり眠れる日が増え、日中の「体のだるさ」が軽減。
3ヶ月目にはさらに調子が良くなり、以前のような身体のだるさはほとんど感じなくなったとお喜びです。


疲労倦怠感のお悩みに関するQ&A

病院で処方されている薬や、市販の痛み止め(ロキソニン等)、ビタミン剤と併用しても大丈夫ですか?

基本的には併用可能です。
頭痛や肩こりが辛い時にはロキソニン等の鎮痛剤で症状を和らげつつ、漢方薬で根本的な「胃腸の働き」や「自律神経のバランス」を整えていくことは、非常に理にかなったアプローチです。

安全な飲み合わせを確認いたしますので、現在服用中のお薬やサプリメントがある場合は、事前に担当薬剤師へお知らせください。

エナジードリンクや栄養ドリンクと漢方はどう違いますか?

栄養ドリンクやエナジードリンクの多くは、カフェインや糖分などで一時的に脳を覚醒させ、疲労感を「マスキング(隠す)」するものです。

一方、漢方薬は胃腸の働きを良くして自らの力でエネルギーを作り出せるようにしたり、滞った気を巡らせて良質な睡眠をとれるようにするなど、「疲れにくい体質づくり」を根本からサポートする点が大きく異なります。

漢方はどれくらいの期間、飲む必要がありますか?

長年蓄積された慢性的な疲労や、乱れた自律神経のバランスが整うまでには、ある程度の期間が必要です。

まずは細胞が生まれ変わるサイクルである「約3ヶ月」を一つの目安として継続していただき、朝の目覚めの良さや、夕方になっても動ける体力などの変化を確認していきます。

Reiyodoではどのようなサポートをしてくれますか?

LINEでの詳細なヒアリングを通じて、お客様の疲労の種類(肉体的か、精神的か、胃腸の弱さか)を見極め、お一人おひとりに最適な漢方薬をオーダーメイドでご提案します。

また、「今日は特にだるい」「こういう時はどう過ごせばいい?」といった日々の生活養生やご不安なことについても、ご購入後は無料で手厚くサポートさせていただきます。


併せて読みたい関連疾患・お悩み

疲労倦怠感は、様々な心身のサインとして現れます。

ホルモンバランスや自律神経の乱れと密接に関わっているため、以下の記事も併せてご覧ください。


【更年期の諸症状】(ホルモンバランスの変化によるだるさ、ほてり)
【自律神経失調症】(原因不明の身体の重さ、めまい、頭痛)
【うつ】【うつ病の再発・再燃】(気分の落ち込み、何もやる気が起きない)
【不眠症】(寝付きが悪い、途中で目が覚めて疲れがとれない)
【慢性疲労症候群】(休んでも回復しない極度の疲労感)


漢方薬剤師 薬局長 武田 隆芳(たけだ たかよし)

実績:病院勤務4年・調剤薬局勤務8年の臨床経験 合計12年間

西洋医学の最前線で多くの患者さんと向き合う中で、薬で症状を抑えるだけではない「根本的な治癒」への渇望が芽生える。

・「身近な人の悩みにもっと深く関わり、本当に治る手助けがしたい。」
・「薬だけでなく、身体の内側から体質を変えていく感動を伝えたい。」

という強い想いから漢方の道へ。 現在は呼吸器や皮膚トラブル、精神疾患などを得意とし、漢方薬のご提案はもちろん、食事や生活習慣のアドバイスまで含めた「二人三脚のサポート」を行っています。


漢方薬剤師 倉本 智里(くらもと ちさと)

製薬会社、化粧品会社、調剤薬局勤務などを経験。

その他、体の内側から体調を整える食養生や腸活の知識を習得。

関心のある疾患:皮膚疾患、婦人科疾患

【趣味】
菌活、腸活、カフェ巡り