秋に多いお悩みと漢方
当薬局では、疲労倦怠感、自律神経の乱れ、メンタルの不調、皮膚疾患、気管支疾患、アレルギー疾患など、様々な秋に悪化しやすい疾患について、全国からご相談をいただいております。
秋は夏の疲れが出やすく、残暑バテ・秋バテといった疲労倦怠感をはじめ、季節の変わり目や台風などの影響で自律神経が乱れやすく、メンタルの不調が悪化しやすい季節です。
また空気が乾燥してくることで、呼吸器系の疾患や花粉症、皮膚のトラブル、便秘なども出やすくなります。
対処療法を繰り返しているなかなか改善されないお悩みも、漢方により乱れた気・血・水のバランスを整えることで、心身の状態が整い、根本的な改善となる可能性があります。
西洋医学だけでは治療が難しい理由
疲労倦怠感、自律神経失調症、メンタルの不調、皮膚疾患、気管支疾患、アレルギー疾患をはじめとした秋に起こりやすい不調は、西洋医学的にはあくまでも症状が出てからの対処療法が中心となります。
複数の不調を併発している場合には、その都度服用するお薬が増えてしまうことも少なくありません。
根本治療ではないため、人によっては何度も同じ症状を繰り返し、その度に治療を繰り返してしまったり、睡眠導入剤や安定剤、ステロイドなどの長期使用に伴う副作用なども懸念されるため、西洋医学だけでの治療にはある程度の限界も考えられるのが現状です。
東洋医学から見る秋の不調
「病院でもなかなか治らないのに、漢方薬って本当に効くの?」と思われる方も多いかもしれません。
西洋医学と異なり、診断名に対するアプローチではなく、根本の体質から不調改善へとアプローチを行うからこそ、1人1人に合わせたケアができる部分が漢方の強みです。
東洋医学では、秋は乾燥により呼吸器系や皮膚、大腸などに関わる五臓六腑の「肺」に負担がかかりやすく、また「肺」は「悲」の感情とも相関性があると考えられています。
また冬に向けて徐々に日照時間が短くなり、冷えやすくなることでも、様々な心身の不調につながったり、既存の不調の悪化につながると考えられ、西洋医学が発展するよりももっと昔から、漢方薬をはじめ、様々な季節の養生が実践されてきた歴史があります。
そして、漢方薬は疲労倦怠感や自律神経失調症、うつ病、不安神経症などのメンタルの不調、皮膚トラブル、呼吸器系疾患、アレルギー疾患などとも相性が良いとされています。
✅「体質や原因に合わせたオーダーメイドができる」
漢方では、ただ症状を抑えるのではなく、
「なぜその症状が起きているのか?」という根本原因に注目します。
秋の不調の原因は
・自律神経の乱れ
・乾燥
・免疫力の低下
など、人によって様々です。
このように、一人ひとりの原因に合わせて体の内側から整えていく漢方のアプローチは、病院の治療だけではなかなか改善しにくい症状にこそ力を発揮します。
じっくりと体質を整えることで、日常の不快感の軽減にもつながります。
✅「漢方は再発予防にもアプローチできる」
漢方治療では、一時的に症状を抑えるのではなく、不調を繰り返しにくい体質づくりを目指します。
西洋薬による治療は一時的に症状が良くなることはありますが、ご自身の体そのものの機能が改善されたわけではないので、お薬を服用しないと症状が元に戻ることが多く、そのため、ずっとお薬を服用し続けるケースが多く見られます。
一方で、漢方は体質改善を通じて再発予防ができるという点が大きなメリットです。
✅「病院治療と併用できる」
漢方治療は、病院での治療と並行して進めることができます。
「病院では異常がないと言われたけれど、不調が続いている」といったケースにもお勧めです。
✅ 体にやさしく、副作用の心配が少なく服用できる
漢方薬は、長い歴史の中で安全性と効果が確認されてきたものだけが現代に受け継がれています。
副作用の心配も少なく、体にやさしく、長期間でも安心して服用できるという点も、多くの方に選ばれている理由のひとつです。
Reiyodoでは1人1人に合わせたオーダーメイド漢方のご提案だけでなく、症状の悪化につながる生活習慣・食事を見直すためのアドバイスにも力を入れております。
ぜひ漢方と養生との相乗効果で、お悩みの秋の不調改善を目指していきませんか?
秋に多いお悩みがある方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
精神疾患まとめ
耳鼻科疾患まとめ
皮膚疾患まとめ
アレルギー疾患まとめ
疲労倦怠感
自律神経失調症
うつ
パニック障害・不安障害
不安神経症
起立性調節障害
気象病・天気痛
アトピー性皮膚炎
乾燥肌
膣乾燥
咳
鼻炎
花粉症
声がれ
心因性咳嗽
ドライマウス
便秘症
Q&A
Q:現在病院でお薬をもらっていますが、漢方は服用できますか?
A:お薬の内容にもよりますが、基本的には漢方と病院薬との併用は可能です。Reiyodoでは漢方薬だけでなく、西洋薬の知識も豊富な薬剤師が在籍しているため、飲み合わせに関してはお気軽にご相談ください。
Q:病院では治療法がないと言われましたが、漢方で良くなりますか?
A:病院で治療法がない場合でも、漢方は西洋医学とはアプローチが異なり、体質から症状改善を目指していくことが可能です。
Reiyodoには病院では特に異常がないと言われたが不調でお悩みの方、病院治療でなかなか良くならない方から、多くのご相談をいただいておりますので、ぜひ一度お悩みをご相談ください。
Q:漢方はどのくらい飲み続けないと効果が出ないですか?
A:個人差や症状の度合いもありますが、体の全身の細胞が生まれ変わるのに3ヶ月かかると言われているので、体質改善を進めるために、まずは3ヶ月同じお薬で様子を見ていければと思います。
お悩みが長期化している場合には、症状改善までに半年以上かかる場合もございますが、根気強く体質改善を進めていくことで良い変化が出てくる場合も多いです。
Q:副作用が心配です。漢方には副作用はありますか?
A:漢方は西洋薬と異なり、作用がマイルドなため、比較的副作用のご心配はなく、安心して服用していただけます。Reiyodoでは、定期的にお客様のご体調をお伺いしながら、漢方を服用いただけますので、服用期間中に何かお体のことでご心配なことがあれば、お気軽にLINEでお聞かせください。
Q. 漢方を服用する以外に、気を付けることはありますか?
A. 普段の生活習慣・食生活を見直しすることも、症状改善には非常に効果的です。Reiyodoでは、漢方服用中は定期的にお客様のご体調や生活習慣・食生活の内容をお伺いして、アドバイスをお送りしております。
Q:苦い漢方を子供は飲めますか?
A:「苦い漢方薬を子どもが嫌がらないか心配…」という声をよく聞きます。
どうしても苦くて飲めないよというお子様に関しましては、漢方薬に蜂蜜を少量混ぜたり、オブラートに包んで服用していただくことをオススメしています。また、少量の白湯に漢方薬を溶かして入れてしまうといった手段もいいかと思います。
時には厳しい言葉をかけながらもお子様に服用させることも必要かもしれません。 漢方を服用することでお悩みが改善することは事実です。効果を実感できれば、以後すんなりと飲んでもらえるかもしれません。お子様だけでなくご自身のためにも無理のない範囲で服用してみましょう。
また、時にはお子さんを褒めることも大切です。どんな子供も親に認められたいものです。「お友達はもう飲めるみたいだよ」なんていうふうに子供心をくすぐってあげるのもいいかもしれません。実際に飲めた時には「よく飲めたね」とたくさん褒めてあげましょう。成功体験となり、今後の服用にもつながってくるでしょう。