男性不妊に使われる漢方薬
Reiyodoでは東洋医学の観点から男性不妊を以下のような「体のバランスの乱れ」が原因と考えています
• 腎(生殖力や体力をつかさどる力)の弱り
• 気(エネルギー)の不足やめぐりの乱れ
• ストレスによる自律神経の乱れ
• 胃腸の虚弱や栄養吸収の不調
• 生活習慣(過度な飲酒や喫煙)や加齢によるバランスの崩れ
男性不妊は、単なる精子の数や運動率の問題だけではなく、体全体のバランスの乱れが背景にあることも少なくありません。
Reiyodoでは、お一人おひとりの体質や原因に応じて、以下のような漢方薬を用い、体の内側から整えるサポートを行っています。
・最もよく使われるのは、「気のめぐりを整える漢方」です。仕事や治療のストレス・不安が大きく影響している場合には、「気のめぐりを整える漢方」で様子を見ていきます。
ストレスで交感神経が過緊張になり、自律神経の乱れが原因でホルモンや生殖機能に影響が出ている方に用います。
・精子の質や量に問題がある場合には、「腎を補う漢方」で様子を見ていきます。
精子の質や量、ホルモンバランスに関係するとされる「腎」の働きを高め、体の根本から元気を支えます。
・疲れやすく、食が細い、胃腸が弱い方には、「胃腸を整え気血を補う漢方」で様子を見ていきます。
体をつくる元となる栄養吸収の力を高めることで、精子の状態の改善にもつながることがあります。
・飲酒や喫煙の習慣が多い方には、「血流を整え腎を補う漢方」で様子を見ていきます。
飲酒や喫煙は血流の滞りや精子の酸化ストレスに影響すると考えられています。
そのため、血の巡りを良くする処方や、生殖機能を支える「腎」の働きを補う処方を用いて、精子の環境を改善していきます。
その他にも、勃起力の低下や性欲の減退、倦怠感や不眠など、不妊に影響する体調や背景に応じて、最適なお薬をご提案させていただきます。
男性不妊について
ここ数年、不妊治療を受けるカップルの数は増加しており、厚生労働省の調査によると、不妊の原因の約50%に「男性側の要因」が関わっているとされています。
男性不妊は決して珍しいものではなく、「誰にでも起こり得る、ごく身近な問題」としてとらえることが大切です。
「不妊」と聞くと女性側に注目が集まりやすいですが、男性側の体調や生活習慣(喫煙・飲酒など)、ストレス、加齢などが大きく影響しているケースも少なくありません。
男性不妊の主な原因として
・精子の数・運動率・奇形率の異常
・ホルモンバランスの乱れ
・ストレスによる自律神経の乱れ
・過労や加齢による腎(生殖力)の低下
・生活習慣の乱れ(睡眠不足・過度の飲酒・喫煙など)
・原因不明の機能性不妊
などが考えられおり、さまざまな要因が複雑に絡み合って起こるのが男性不妊です。
西洋医学では、検査結果に基づいて
・精索静脈瘤や精路再建術などの外科的手術
・ホルモン療法
・精子の採取と人工授精・体外受精(顕微授精)などの治療
が検討されます。
検査では異常がないのに妊娠につながらない
精子の運動率が低いと指摘された
過労やストレスで性欲や勃起力が低下している
病院での治療は続けているが、それだけでいいのか不安
年齢を重ねて体力や活力の低下を感じている
このようなお悩みがある方にとって、体の内側から整えていく東洋医学のアプローチは、大きな力になることがあります。
✅「体質や原因に合わせたオーダーメイドができる」
漢方では、ただ精子の数や運動率だけに着目するのではなく、「なぜ妊娠につながりにくい状態なのか?」という根本原因を探ります。
たとえば、同じ男性不妊でも、
・ストレスによる気のめぐりの悪さ
・腎虚(生殖力や体力の低下)
・胃腸の弱さによる栄養吸収力の不足
など、背景は人によってさまざまです。
Reiyodoでは、丁寧な問診を通じてその方の体質を見極め、一人ひとりに合わせた漢方薬をご提案しています。
無理なく体を整えることで、妊娠につながりやすい体づくりをサポートいたします。
✅ 「再発予防や妊活サポートにもアプローチできる」
東洋医学では、気・血・水のバランスや五臓六腑、特に「腎(じん)」の働きを整えることで、一時的な数値改善だけでなく、妊娠につながる“本来の体力・生殖力”を取り戻すことを目指します。
体の巡りや精力・活力の土台を整えていくことで、精子の質や数の改善だけでなく、妊娠しやすい体づくりをサポートすることができます。
また、妊娠を目指す期間中に体調を崩さず過ごせるなど、日々の体調の改善にもつながります。
✅「病院治療と併用できる」
病院での治療を受けながら、漢方薬で体質改善を並行することで、より高い相乗効果を期待することができます。
また、検査で異常が見つからない場合でも、漢方によって体調の底上げや自律神経が整うことで、妊娠率の向上につながることもあります。
✅「副作用が少なく、長期的な体質改善に向いている」
漢方薬は、長い歴史の中で安全性が確認されてきたもののみが用いられており、副作用の心配が少なく体にやさしいのが特徴です。
体調に合わせてお薬を調整できるため、安心して妊活に取り入れていただけます。
出典;こども家庭庁 男性不妊について
男性の不妊症の漢方薬
・気のめぐりを整える漢方
・腎を補う漢方
・胃腸を整え気血を補う漢方
・勃起力の低下や性欲の減退を改善する漢方
・倦怠感や不眠を和らげる漢方
これらの漢方薬を、お客様の体質・症状に合わせて
オーダーメイドでお組みさせていただきます。
男性の不妊症のお悩みの方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
男性に多いお悩み
不妊症
勃起不全
Q&A
Q:現在病院でお薬をもらっていますが、漢方は服用できますか?
A:お薬の内容にもよりますが、基本的には漢方と病院薬との併用は可能です。Reiyodoでは漢方薬だけでなく、西洋薬の知識も豊富な薬剤師が在籍しているため、飲み合わせに関してはお気軽にご相談ください。
Q:漢方はどのくらい飲み続けないと効果が出ないですか?
A:個人差や症状の度合いもありますが、体の全身の細胞が生まれ変わるのに3ヶ月かかると言われているので、体質改善を進めるために、まずは3ヶ月同じお薬で様子を見ていければと思います。
お悩みが長期化している場合には、症状改善までに半年以上かかる場合もございますが、根気強く体質改善を進めていくことで良い変化が出てくる場合も多いです。
Q:副作用が心配です。漢方には副作用はありますか?
A:漢方は西洋薬と異なり、作用がマイルドなため、比較的副作用のご心配はなく、安心して服用していただけます。Reiyodoでは、定期的にお客様のご体調をお伺いしながら、漢方を服用いただけますので、服用期間中に何かお体のことでご心配なことがあれば、お気軽にLINEでお聞かせください。
Q. 漢方を服用する以外に、気を付けることはありますか?
A. 普段の生活習慣・食生活を見直しすることも、症状改善には非常に効果的です。Reiyodoでは、漢方服用中は定期的にお客様のご体調や生活習慣・食生活の内容をお伺いして、アドバイスをお送りしております。
Q:病院では治療法がないと言われましたが、漢方で良くなりますか?
A:病院で治療法がない場合でも、漢方は西洋医学とはアプローチが異なり、体質から症状改善を目指していくことが可能です。Reiyodoには病院では特に異常がないと言われたが不調でお悩みの方、病院治療でなかなか良くならない方から、多くのご相談をいただいておりますので、ぜひ一度お悩みをご相談ください。
Q:漢方は妊活中の女性にも良いと聞きますが、男性にも必要ですか?
A:妊活は「夫婦二人の体づくり」がとても大切です。女性側の治療に注目が集まりやすいですが、男性側の体調や精子の状態も妊娠に大きく関わります。男性の体質を整えることは、パートナーへの思いやりにもつながります。
Q:精子検査の数値が悪いと診断されましたが、漢方は意味がありますか?
A:体質を整えることで改善の可能性があると私共は考えております。東洋医学では、精子の状態は「腎(じん)」の働きや体のバランス、体力の土台と深く関係していると考えます。検査数値が思わしくない背景には、疲労・ストレス・生活習慣(過度な飲酒や喫煙)などの影響が隠れていることも多く、漢方ではそうした根本的な乱れにアプローチします。体質を整えることで精子の質や数に良い変化が見られる方も多く、病院での治療と併用しながら、妊娠しやすい体づくりを内側からサポートしていきます。