冬に多いお悩みと漢方
当薬局では、冷え性、乾燥肌、長引く咳、寒冷蕁麻疹、鼻の不調など様々な冬に悪化しやすい疾患について、全国からご相談をいただいております。
冬は気温が下がり、空気が乾燥しやすいため、血流の悪化や肌・粘膜などの乾燥により不調が出やすくなります。冷え性は病院では病気と捉えられず、西洋薬で効果的な治療薬もなく、血流改善のビタミン剤が処方されることが一般的です。乾燥肌も保湿剤による治療が一般的ですが、外側のケアだけでは根本的な解決にはならず、体の内側からの改善が効果的です。
また風邪やインフルエンザなどの感染症も増え、感染症の後から咳が長期化することもあります。その他、冷たい空気や冷たい物に触れると発症する寒冷蕁麻疹や、寒暖差アレルギーなどの鼻の不調も増えやすい季節です。
対処療法を繰り返しているなかなか改善されない慢性的なお悩みも、漢方により乱れた気・血・水のバランスを整えることで、お体のバランスが整い、根本的な改善となる可能性があります。
西洋医学だけでは治療が難しい理由
西洋医学では検査値やガイドラインに基づいた治療が行われますが、冷え性や乾燥肌は検査値に異常が見られないことが多く、あくまでも出ている症状に対しての対処療法が中心となります。
また、長期連用に伴う副作用が懸念されたり、症状が長引くことによる精神面への影響も大きいため、西洋医学だけでの治療にはある程度の限界も考えられます。
東洋医学で本当に治るの?
「漢方薬って本当に効くの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、冷え性や乾燥肌など、検査値に異常がでないお悩み改善こそ、「気・血・水」のバランスから体質を見極め処方する漢方の得意分野です。
また、長引く咳や寒冷蕁麻疹、鼻炎などの鼻の不調もお一人お一人の体質によって適した漢方は異なります。Reiyodoはお一人お一人に合わせて漢方をご提案させていただく他、体質改善を後押しする生活養生のアドバイスも行っております。毎年繰り返す冬のお悩みを、今年こそ漢方で改善していきましょう。
併せて読みたい
このお悩みと関連が強い症状
冷え
乾燥肌
長引く咳
蕁麻疹
鼻の不調
痩せにくい
Q&A
Q. 現在病院でお薬をもらっていますが、漢方は服用できますか?
A. お薬の内容にもよりますが、基本的には漢方と病院薬との併用は可能です。
Reiyodoでは漢方薬だけでなく、西洋薬の知識も豊富な薬剤師が在籍しているため、飲み合わせに関してはお気軽にご相談ください。
Q. 病院では治療法がないと言われましたが、漢方で良くなりますか?
A. 病院で治療法がない場合でも、漢方は西洋医学とはアプローチが異なり、体質から症状改善を目指していくことが可能です。
Reiyodoには病院では特に異常がないと言われたが不調でお悩みの方、病院治療でなかなか良くならない方から、多くのご相談をいただいておりますので、ぜひ一度お悩みをご相談ください。
Q. 漢方はどのくらい飲み続けないと効果が出ないですか?
A. 個人差や症状の度合いもありますが、体の全身の細胞が生まれ変わるのに3ヶ月かかると言われているので、体質改善を進めるためにはまずは3ヶ月は同じお薬で様子を見ていければと思います。
お悩みが長期化している場合には、症状改善までに半年以上かかる場合もございますが、根気強く体質改善を進めていくことで良い変化が出てくる場合も多いです。
Q. 副作用が心配です。漢方には副作用はありますか?
A. 漢方は西洋薬と異なり、作用がマイルドなため、比較的副作用のご心配はなく、安心して服用していただけます。
Reiyodoでは、定期的にお客様のご体調をお伺いしながら、漢方を服用いただけますので、服用期間中に何かお体のことでご心配なことがあれば、お気軽にLINEでお聞かせください。
Q. 漢方を服用する以外に、気を付けることはありますか?
A. 普段の生活習慣・食生活を見直しすることも、症状改善には効果的です。
Reiyodoでは、漢方服用中は定期的にお客様のご体調や生活習慣・食生活の内容をお伺いして、アドバイスをお送りしております。
Q. 苦い漢方を子供は飲めますか?
A. 「苦い漢方薬を子どもが嫌がらないか心配…」という声をよく聞きます。どうしても苦くて飲めないよというお子様に関しましては、漢方薬に蜂蜜を少量混ぜたり、オブラートに包んで服用していただくことをオススメしています。また、少量の白湯に漢方薬を溶かして入れてしまうといった手段もいいかと思います。
時には厳しい言葉をかけながらもお子様に服用させることも必要かもしれません。 漢方を服用することでお悩みが改善することは事実です。効果を実感できれば、以後すんなりと飲んでもらえるかもしれません。お子様だけでなくご自身のためにも無理のない範囲で服用してみましょう。
また、時にはお子さんを褒めることも大切です。どんな子供も親に認められたいものです。「お友達はもう飲めるみたいだよ」なんていうふうに子供心をくすぐってあげるのもいいかもしれません。実際に飲めた時には「よく飲めたね」とたくさん褒めてあげましょう。成功体験となり、今後の服用にもつながってくるでしょう。