梅雨の時期に悪化しやすいお悩みと漢方
当薬局では、花粉症、皮膚トラブル、メンタルの不調、不眠症、起立性調整障害、疲労倦怠感、めまい、痔核など、様々な春に悪化しやすい疾患について、全国からご相談をいただいております。
春はスギやヒノキ花粉やPM2.5などが飛散したり、寒暖差の影響でも皮膚や粘膜が敏感になりやすく、花粉症をはじめとした耳鼻科の不調や、皮膚のトラブルが出やすくなります。
また卒業・入学・就職・転勤などの環境の変化などでも、ストレスがかかったり、自律神経が乱れることで、不眠症や様々なメンタルの不調、めまい、疲労倦怠感などが悪化しやすくなります。
対処療法を繰り返しているなかなか改善されないお悩みも、漢方により乱れた気・血・水のバランスを整えることで、心身の状態が整い、根本的な改善となる可能性があります。
西洋医学だけでは治療が難しい理由
西洋医学では検査値やガイドラインに基づいた治療が行われますが、一般的に多くの場合は根本治療ではなく、あくまでも出ている症状に対しての対処療法が中心となります。
春に悪化しやすい不調は多岐にわたり、1つの不調だけでなく、複数の不調を併発しているケースも少なくないため、その都度服用するお薬が増えてしまうというのが現状です。
春の不調でよく用いられる抗アレルギー薬や精神安定剤などは、服用に伴う眠気やふらつき、口渇、尿閉などの副作用が懸念され、仕事や勉強の効率が下がってしまったり、特に高齢者の場合には転倒などのリスクも上がるため、注意が必要となります。
また長期連用に伴う副作用が懸念されたり、症状が長引くことによる精神面への影響も大きいため、西洋医学だけでの治療にはある程度の限界も考えられるのが現状です。
東洋医学で本当に治るの?
「病院でもなかなか治らないのに、漢方薬って本当に効くの?」と思われる方も多いかもしれません。西洋医学と異なり、診断名に対するアプローチではなく、根本の体質から不調改善へとアプローチを行うからこそ、1人1人に合わせたケアができる部分が漢方の強みです。
東洋医学的では、春は解毒機能や自律神経、血流などに関わる五臓六腑の「肝」に負担がかかることで、様々な心身の不調につながったり、既存の不調の悪化につながると考えられ、西洋医学が発展するよりももっと昔から、漢方薬をはじめ、様々な季節の養生が実践されてきた歴史があります。
Reiyodoでは1人1人に合わせたオーダーメイド漢方のご提案だけでなく、症状の悪化につながる生活習慣・食事を見直すためのアドバイスにも力を入れております。
漢方と養生との相乗効果で、お悩みの春の不調改善を目指していきませんか?
そして、漢方薬はアレルギー疾患やメンタルの不調、皮膚トラブルなどとも相性が良いとされています。 具体的な理由については割愛しますが、興味のある方は以下併せてお読みください。
耳鼻科疾患のお悩み
心のお悩み
皮膚疾患のお悩み
単に表面的な症状を緩和するだけでなく、体質の部分から1人1人に合わせたアプローチができるため、心身ともに包括的に整えていくことができる部分も、漢方の魅力の1つです。
西洋薬と併用することもでき、体への負担も少なく、眠気などの副作用もないため、お子様からお年寄りの方まで安心して服用できます。また、西洋薬ではカバーできない部分にも良い影響を期待できるため、現状の治療では満足できない方々のQOL向上にも繋がります。
ぜひこの機会に、春の不調を軽減するために、漢方を試してみませんか?
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アトピー性皮膚炎
パニック障害・不安障害
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社交不安障害
不安神経症
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自律神経失調症
起立性調節障害
疲労倦怠感
蕁麻疹
口内炎
めまい
痔核
Q&A
Q. 現在病院でお薬をもらっていますが、漢方は服用できますか?
A. お薬の内容にもよりますが、基本的には漢方と病院薬との併用は可能です。
Reiyodoでは漢方薬だけでなく、西洋薬の知識も豊富な薬剤師が在籍しているため、飲み合わせに関してはお気軽にご相談ください。
Q. 病院では治療法がないと言われましたが、漢方で良くなりますか?
A. 病院で治療法がない場合でも、漢方は西洋医学とはアプローチが異なり、体質から症状改善を目指していくことが可能です。
Reiyodoには病院では特に異常がないと言われたが不調でお悩みの方、病院治療でなかなか良くならない方から、多くのご相談をいただいておりますので、ぜひ一度お悩みをご相談ください。
Q. 漢方はどのくらい飲み続けないと効果が出ないですか?
A. 個人差や症状の度合いもありますが、体の全身の細胞が生まれ変わるのに3ヶ月かかると言われているので、体質改善を進めるためにはまずは3ヶ月は同じお薬で様子を見ていければと思います。
お悩みが長期化している場合には、症状改善までに半年以上かかる場合もございますが、根気強く体質改善を進めていくことで良い変化が出てくる場合も多いです。
Q. 副作用が心配です。漢方には副作用はありますか?
A. 漢方は西洋薬と異なり、作用がマイルドなため、比較的副作用のご心配はなく、安心して服用していただけます。
Reiyodoでは、定期的にお客様のご体調をお伺いしながら、漢方を服用いただけますので、服用期間中に何かお体のことでご心配なことがあれば、お気軽にLINEでお聞かせください。
Q. 漢方を服用する以外に、気を付けることはありますか?
A. 普段の生活習慣・食生活を見直しすることも、症状改善には効果的です。
Reiyodoでは、漢方服用中は定期的にお客様のご体調や生活習慣・食生活の内容をお伺いして、アドバイスをお送りしております。
Q. 苦い漢方を子供は飲めますか?
A. 「苦い漢方薬を子どもが嫌がらないか心配…」という声をよく聞きます。
どうしても苦くて飲めないよというお子様に関しましては、漢方薬に蜂蜜を少量混ぜたり、オブラートに包んで服用していただくことをオススメしています。また、少量の白湯に漢方薬を溶かして入れてしまうといった手段もいいかと思います。
時には厳しい言葉をかけながらもお子様に服用させることも必要かもしれません。 漢方を服用することでお悩みが改善することは事実です。効果を実感できれば、以後すんなりと飲んでもらえるかもしれません。お子様だけでなくご自身のためにも無理のない範囲で服用してみましょう。
また、時にはお子さんを褒めることも大切です。どんな子供も親に認められたいものです。「お友達はもう飲めるみたいだよ」なんていうふうに子供心をくすぐってあげるのもいいかもしれません。実際に飲めた時には「よく飲めたね」とたくさん褒めてあげましょう。成功体験となり、今後の服用にもつながってくるでしょう。