食欲不振の漢方薬
Reiyodoでは東洋医学の観点から食欲不振を
・消化器の働きの低下
・ストレスや自律神経の乱れ
・生活リズムや食生活の乱れ
・体内の水分バランスの乱れ
が原因と捉えています。
・最も良く使うのは「消化を助け、胃の働きを整える漢方」です。
胃もたれ・食べすぎ・食後の胃の重だるさなどがある場合は、「消化を助け、胃の働きを整える漢方」で様子を見ていきます。
・少ししか食べられない、下痢しやすい、食後に眠気くなるなどの症状がある場合には、「弱った胃腸を元気にする漢方」を使用します。
・ストレスで食欲が落ちる、ゲップやガスが多い、自律神経の乱れがある場合には、「自律神経のバランスを整えて、胃の調子を整える漢方」と使用します。
・空腹時に胃が痛む・冷えによる胃の不調がある場合には、「胃をやさしく温めて、胃の働きを整える漢方」を使用します。
・辛いもの・油物が多い、口臭や便秘、のぼせなど熱がこもって食欲が出ない時には、「体にこもった熱を冷まし、胃のバランスを整える漢方」を使用します。
食欲不振について
本来、私たちの体は空腹になると、血糖値の低下や胃の収縮により、「お腹が空いた」というサインを脳に送るります。このサインが出ることで、自然に「食べよう」と感じるのが通常です。
しかし、何らかの理由でこのサインがうまく出なくなると、「空腹感が起きない」「食べたいという気持ちになれない」といった状態が続くことがあります。これが「食欲不振」です。
たとえば、悲しい出来事があったときや、極端に疲れているときなど、一時的に食欲が落ちることは誰にでもありますが、多くは数日で回復します。
しかしながら、
・数日以上、食欲が戻らない
・食事を想像するだけで気持ちが悪くなる
・体重が減ってきた
・疲労倦怠感・不眠・気分の落ち込みなどがある
このような場合は、体や心の不調が背景にある可能性もあります。
食欲不振の原因
1.身体的要因
・消化器疾患(胃炎・胃潰瘍・慢性胃腸炎・逆流性食道炎など)
・感染症・慢性疾患(風邪・インフルエンザ・肝疾患・がんなど)
・内分泌疾患(甲状腺機能低下症・副腎不全など)
2. 精神的要因
・抑うつ状態、不安障害
・摂食障害
3. 薬剤性の影響
・抗がん剤、抗うつ薬、抗ヒスタミン薬、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)など
4. 生活習慣・加齢
・不規則な生活リズムや過労・睡眠不足
・アルコールの過剰摂取
・加齢
食欲不振の一般的な治療
・原因疾患の治療(胃炎・感染症・内分泌疾患などの治療)
・胃酸分泌抑制薬(PPI、H2ブロッカー)
・消化管運動促進薬(モサプリド、ドンペリドンなど)
・健胃薬
・漢方薬の処方(六君子湯、補中益気湯、半夏瀉心湯 など)
・向精神薬
・栄養補助食品・経口栄養剤の導入(エンシュア・ラコールなど)
・食事指導(少量頻回食、消化の良い食事への変更)
・心理的サポート・カウンセリング
・運動療法
・ストレスマネジメント(生活習慣の見直し)などが行われています。
これらの治療で改善が見られる方もいれば、次のようなお悩みを抱える方も少なくありません。
・「検査では異常なし」と言われたが、症状は続いている
・薬を飲んでも効果を感じない
・疲れ・倦怠感・冷えなど他の不調もある
・「食べたいのに食べられない」状態が続いている
このような方におすすめしたいのが、お体全体を整える「漢方」という選択肢です。
✅「効かなかった漢方」には理由があります
病院でも食欲不振に対して漢方薬が使われることはありますが、決まった処方が使われるため、効果を感じにくい方もいらっしゃいます。当薬局では、質の高い生薬を使用し、副作用を抑えながら体にしっかり届く処方をご提案しています。さらに、丁寧な問診をもとに、一人ひとりの体質や症状に合わせて生薬を調整し、オーダーメイドでお作りするのが特徴です。病院の漢方で変化がなかった方にも、ぜひ一度試していただきたいと考えています。
✅「体質や原因に合わせたオーダーメイドの治療ができる」
漢方では、ただ症状を抑えるのではなく、「なぜその症状が起きているのか?」という根本原因に注目します。たとえば、同じ食欲不振でも
・ストレスが原因の方
・生活習慣や食事環境の影響が原因の方
・基礎疾患のある方
など、人により背景はさまざまです。このように、一人ひとりの原因に合わせて体の内側から整えていく漢方のアプローチは、病院の治療だけではなかなか改善しにくい症状にこそ力を発揮します。
じっくりと体質を整えることで、日常の不快感の軽減にもつながります。
✅「漢方は再発予防にもアプローチできる」
漢方は、症状を一時的に抑えるだけでなく、気・血・水のバランスを見ながら、お体全体を総合的に整えることで、症状を起こりにくく、再発しにくいお身体作りをサポートします。
✅「病院治療と併用できる」
食欲不振の病院での治療は内服薬による対症療法がメインとなりますが、漢方は西洋薬と併用しやすく、補完的に使えるのもメリットのひとつです。
✅ 「体にやさしく、副作用の心配が少なく服用できる」
漢方薬は、長い歴史の中で多くの人に使われてきた中で、効果があり、安全性の高いものだけが現代まで受け継がれてきました。そのため、体への負担が少なく、長期間の服用でも安心して続けられることが、大きな魅力のひとつです。
食欲不振でお悩みの方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
胃腸の不調
神経性胃炎
太れない
会食恐怖症
神経性嘔吐症
精神疾患のお悩み
食欲不振の漢方薬
・消化を助け、胃の働きを整える漢方
・弱った胃腸を元気にする漢方
・自律神経のバランスを整えて、胃の調子を整える漢方
・胃をやさしく温めて、胃の働きを整える漢方
・体にこもった熱を冷まし、胃のバランスを整える漢方
これらの漢方薬を、お客様の体質・症状に合わせて
オーダーメイドでお組みさせていただきます。
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このお悩みと関連が強い症状
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神経性胃炎
太れない
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Q&A
Q:現在病院でお薬をもらっていますが、漢方は服用できますか?
A:お薬の内容にもよりますが、基本的には漢方と病院薬との併用は可能です。Reiyodoでは漢方薬だけでなく、西洋薬の知識も豊富な薬剤師が在籍しているため、飲み合わせに関してはお気軽にご相談ください。
Q:病院では治療法がないと言われましたが、漢方で良くなりますか?
A:病院で治療法がない場合でも、漢方は西洋医学とはアプローチが異なり、体質から症状改善を目指していくことが可能です。Reiyodoには病院では特に異常がないと言われたが不調でお悩みの方、病院治療でなかなか良くならない方から、多くのご相談をいただいておりますので、ぜひ一度お悩みをご相談ください。
Q:漢方はどのくらい飲み続けないと効果が出ないですか?
A:個人差や症状の度合いもありますが、体の全身の細胞が生まれ変わるのに3ヶ月かかると言われているので、体質改善を進めるために、まずは3ヶ月同じお薬で様子を見ていければと思います。
お悩みが長期化している場合には、症状改善までに半年以上かかる場合もございますが、根気強く体質改善を進めていくことで良い変化が出てくる場合も多いです。
Q:副作用が心配です。漢方には副作用はありますか?
A:漢方は西洋薬と異なり、作用がマイルドなため、比較的副作用のご心配はなく、安心して服用していただけます。Reiyodoでは、定期的にお客様のご体調をお伺いしながら、漢方を服用いただけますので、服用期間中に何かお体のことでご心配なことがあれば、お気軽にLINEでお聞かせください。
Q. 漢方を服用する以外に、気を付けることはありますか?
A. 普段の生活習慣・食生活を見直しすることも、症状改善には非常に効果的です。Reiyodoでは、漢方服用中は定期的にお客様のご体調や生活習慣・食生活の内容をお伺いして、アドバイスをお送りしております。