ADHDの漢方薬
Reiyodoでは東洋医学の観点からADHDを、
・自律神経の乱れ
が原因と捉えています。
ADHDの治療で使われる漢方は「自律神経を整える漢方」です。
ADHDの症状は不注意、多動性、衝動性です。
これらの症状は自律神経が乱れることで起こると考えられています。
気の巡りや血の巡りを改善し、自律神経を整えることで、症状を緩和することができます。
一般的にADHDは成長とともに軽快していく傾向にありますが、大人になっても症状が残り日常生活に支障をきたす場合もあります。
その場合も同じく、自律神経を整える漢方を使用します。
また、漢方の服用だけでなく、生活習慣の改善に取り組んでいただくことで、体調が整いやすくなります。
バランスの取れた食事や規則正しい生活習慣は心身の成長においてとても大切と考えております。
Reiyodoでは漢方のご提案の他、食事や生活習慣改善の養生アドバイスも行っております。
専門知識を持った薬剤師チームがサポートさせていただきますので、是非お気軽にご相談ください。
ADHDについて
ADHD(Attention-Deficit / Hyperactivity Disorder)とは、年齢あるいは発達に不釣り合いな「注意力」、及び・又は「衝動性」、「多動性」を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものとされています。
・片付けが苦手
・忘れ物が多い
・集中できない
・自分を抑えられず衝動的に行動してしまう
など、症状や特徴は多岐にわたりますが、これらの症状は幼児期には分かりにくく、小学校に入ってからその特性に気づくことが多い傾向にあります。
原因は不明ですが、遺伝的なものや胎児期、出産時のトラブル、成長期の環境なども影響していると言われています。
病態的には中枢神経系の機能不全があると推定されています。
ADHDの症状は注意したり、叱ったりすることで改善するものではないのですが、周囲の理解がなく、本人が注意を受け続けることで自信をなくし、二次的に「うつ」や「行動障害」などを発症してしまうケースも少なくありません。
また親が過度なストレスを抱えてしまうことも少なくありません。
ADHDは発達障害として支援が必要な疾患の一つであり、早い段階で症状に気付き、診断を受け、ADHDに対する理解を深め、支援を頼ることが大切です。
治療は心理社会的治療と薬物療法が2本の柱となります。
心理社会的治療は、保護者や教師などが特性を理解し、本人が生きやすい環境を整えたり、接し方を学び実践することが必要とされています。また、本人が自らの特性を知り、社会生活に適応するためのスキルを学ぶトレーニングも必要です。
薬物療法は脳内の伝達物質(ノルアドレナリン、ドパミンなど)の伝達をスムーズにする薬が使われます。
ADHDの症状は成長とともに軽減し、目立たなくなることが多いと言われています。
しかし、大人になっても「遅刻」「忘れ物」「連絡ミス」などの不注意症状が残り、社会生活に支障をきたす場合もあります。
大人の場合も、まずは非薬物療法からはじめ、効果が無い場合に薬物による治療となることが一般的です。
漢方をADHDで治療するメリットは以下の通りです。
✅「体質や原因に合わせたオーダーメイドができる」
「自律神経の乱れ」と一言で現しても、その特性は様々です。
一人一人性格が違うように、同じADHDと診断されていても、のんびりタイプなのか、せっかちタイプなのか、イライラが多いのか、など人それぞれです。
漢方ではそのような特性に合わせて、身心の状態に合った漢方を選定いたします。
病院の治療だけではなかなか改善しにくい症状にこそ力を発揮すると考えています。
✅「病院治療と併用できる」
漢方治療は、病院での治療と並行して進めることができます。
「病院で治療をしているが、改善しない」といったケースにも、新たなアプローチとしてお勧めです。
✅ 体にやさしく、副作用の心配が少なく服用できる
漢方薬は、長い歴史の中で安全性と効果が確認されてきたものだけが現代に受け継がれています。
副作用の心配も少なく、体にやさしく、長期間でも安心して服用できるという点も、多くの方に選ばれている理由のひとつです。
西洋薬で中枢神経に作用するものについては依存性の心配もあります。
漢方は自律神経の疾患と相性がよいことで知られています。
この機会に漢方による治療も検討してみてはいかがでしょうか。
ADHDの漢方薬
・自律神経を整える漢方
を中心に、お客様の体質・症状に合わせて
オーダーメイドでお組みさせていただきます。
ADHDのお悩みがある方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
精神疾患まとめ
Q&A
Q:子供でも飲めますか?
A:「漢方薬が苦くてお子様が飲めるか心配…」という声をよくいただきます。どうしても苦手な場合は、蜂蜜を少量混ぜたり、オブラートで包んだり、少量の白湯に溶かして飲ませる方法がおすすめです。
時には励ましの言葉や、少し厳しく促すことも必要かもしれません。ただ、効果を実感できれば自然と飲めるようになるお子様も多くいらっしゃいます。飲めたときには「よく飲めたね」としっかり褒めてあげましょう。その一言が、お子様の自信にもつながります。
Q:現在病院でお薬をもらっていますが、漢方は服用できますか?
A:お薬の内容にもよりますが、基本的には漢方と病院薬との併用は可能です。Reiyodoでは漢方薬だけでなく、西洋薬の知識も豊富な薬剤師が在籍しているため、飲み合わせに関してはお気軽にご相談ください。
Q:漢方はどのくらい飲み続けないと効果が出ないですか?
A:個人差や症状の度合いもありますが、体の全身の細胞が生まれ変わるのに3ヶ月かかると言われているので、体質改善を進めるために、まずは3ヶ月同じお薬で様子を見ていければと思います。
お悩みが長期化している場合には、症状改善までに半年以上かかる場合もございますが、根気強く体質改善を進めていくことで良い変化が出てくる場合も多いです。
Q:副作用が心配です。漢方には副作用はありますか?
A:漢方は西洋薬と異なり、作用がマイルドなため、比較的副作用のご心配はなく、安心して服用していただけます。Reiyodoでは、定期的にお客様のご体調をお伺いしながら、漢方を服用いただけますので、服用期間中に何かお体のことでご心配なことがあれば、お気軽にLINEでお聞かせください。
Q. 漢方を服用する以外に、気を付けることはありますか?
A. 普段の生活習慣・食生活を見直しすることも、症状改善には非常に効果的です。Reiyodoでは、漢方服用中は定期的にお客様のご体調や生活習慣・食生活の内容をお伺いして、アドバイスをお送りしております。