女性の不妊症の漢方薬
Reiyodoでは東洋医学の観点から不妊を、
・血流の停滞
・血やエネルギー不足
・ホルモンバランスの乱れや免疫の異常
・加齢に伴う腎虚
・男性側の精子の異常
が原因と捉えています。
・良く使われる漢方は「血流を整える漢方」です。
生理痛・生理周期の乱れなどの生理トラブル、冷え性、子宮筋腫・子宮内膜症・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などの婦人科疾患の既往歴のある方は、血流が悪い場合が多く、「血流を整える漢方」を使用します。
・生理周期が遅れたり、経血量が少ない場合や、貧血気味の方には「血を補う漢方」を使用します。
胃腸が弱いことで栄養吸収がうまくできず、エネルギー不足の方には「胃腸を整え、気を補う漢方」を使用します。
・生理周期がバラバラだったり、基礎体温がきれいな二層に分かれなかったり、生理が長期間ないもしくは頻繁にある場合、FSH(卵胞刺激ホルモン)の数値や黄体機能などに異常がある場合には、「ホルモンバランスを整える漢方」を使用します。
抗精子抗体や不育症などの免疫の異常がある場合には、「過剰な免疫を鎮める漢方」を使用する場合もあります。
・35歳以上でなかなか妊娠できない方には、「腎やエネルギーを補う漢方」を使用します。
・男性側の精子の異常が原因の場合には、以下の記事も併せてご参照ください。
男性不妊
漢方は長期服用によるお体のリスクが少なく、不妊のような長期間治療が必要な疾患に向いています。
また日ごろから感じている体調不良をはじめ、女性特有の生理痛、生理不順などの予防や改善などにも役立ち、ご夫婦の健康づくりにも有効です。
Reiyodoでは漢方のご提案の他、妊娠力を高めるための食事や生活習慣改善の養生アドバイスも行っております。
ご夫婦でお体を整え、妊娠力を高めることが、不妊治療の第一歩です。
ぜひこの機会に、不妊の治療に漢方を試してみませんか?
不妊症について
妊娠を望む健康な男女が、避妊をしないで性交していたにも関わらず、1年間妊娠しない場合を、「不妊症」といいます。日本では現在、夫婦の4.4組に1組が不妊で悩んでいると言われています。
年齢が上がるごとに、男女ともに妊娠しづらくなるので、もし「不妊症かも…」と気になったら、一度産婦人科を受診し、今の健康状態を確認した上で、早めに対策を始めることが大切となります。
不妊の主な原因として
・排卵の異常
・卵管の異常
・子宮頸管の異常
・子宮の異常
・加齢の影響
・男性側の要因
などが考えられており、女性側に原因がある割合と、男性側に原因がある割合は、ほぼ半々と言われておりますが、様々な要因が複雑に絡み合っているケースも少なくありません。
西洋医学では検査結果などに基づいて、一般的には「タイミング性交 → 排卵誘発 → 人工授精 → 体外受精・顕微授精」というように、数周期おきに次の治療法へステップアップしていくことが多いです。
女性が高齢の場合は、このステップアップのペースが早まります。
不妊症の原因が不明な場合も、同じように治療をステップアップしていきます。
精子の状態が極端に悪い場合は、できるだけ早く体外受精や顕微授精が検討されます。
しかしながら、
・卵巣刺激や採卵、ホルモン剤の投与などで、身体面・精神面ともに負担がかかる。
・排卵誘発剤の使用に伴い、子宮内膜が薄くなったり、頸管粘液が減ってしまう。
・治療のステップが上がるにつれて、通院回数や治療費用の負担が大きくなる。
などのデメリットもあるのも現状です。
このようなお悩みがある方にとって、体の内側から整えていく東洋医学のアプローチは、大きな力になることがあります。
✅「体質や原因に合わせたオーダーメイドができる」
漢方では、ただ検査数値だけに着目するのではなく、「なぜ妊娠につながりにくい状態なのか?」という根本原因を探ります。
たとえば、同じ不妊でも、
・血流の停滞
・血やエネルギーの不足
・腎虚(生殖力や体力の低下)
・胃腸の弱さによる栄養吸収力の不足
など、背景は人によってさまざまです。
Reiyodoでは、丁寧な問診を通じてその方の体質を見極め、一人ひとりに合わせた漢方薬をご提案しています。
無理なく体を整えることで、妊娠につながりやすい体づくりをサポートいたします。
✅ 「再発予防や妊活サポートにもアプローチできる」
東洋医学では、気・血・水のバランスや五臓六腑、特に「腎(じん)」の働きを整えることで、一時的な数値改善だけでなく、妊娠につながる“本来の体力・生殖力”を取り戻すことを目指します。
体の巡りや生命力・活力の土台を整えていくことで、生理の状態や子宮内膜の状態などの改善だけでなく、妊娠しやすい体づくりをサポートすることができます。
また、妊娠を目指す期間中に体調を崩さず過ごせるなど、日々の体調の改善にもつながります。
✅「病院治療と併用できる」
病院での治療を受けながら、漢方薬で体質改善を並行することで、より高い相乗効果を期待することができます。
また、検査で異常が見つからない場合でも、漢方によって体調の底上げや、ホルモンバランスや自律神経が整うことで、妊娠率の向上につながることもあります。
✅「副作用が少なく、長期的な体質改善に向いている」
漢方薬は、長い歴史の中で安全性が確認されてきたもののみが用いられており、副作用の心配が少なく体にやさしいのが特徴です。体調に合わせてお薬を調整できるため、安心して妊活に取り入れていただけます。
【出典】
1)国立社会保障・人口問題研究所 第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)
2)公益社団法人 日本産科婦人科学会HP
女性の不妊症の漢方薬
・血流を整える漢方
・血を補う漢方
・胃腸を整え、気を補う漢方
・ホルモンバランスを整える漢方
・過剰な免疫を鎮める漢方
・腎やエネルギーを補う漢方
これらの漢方薬を、お客様の体質・症状に合わせて
オーダーメイドでお組みさせていただきます。
美肌・たるみのお悩みの方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
女性疾患まとめ
男性不妊
生理痛
生理不順
不正出血
PMS
子宮筋腫
卵巣嚢腫
黄体機能不全
血の道症
冷え
不育症
心のお悩み・メンタルヘルスのお悩みまとめ
Q&A
Q:現在病院でお薬をもらっていますが、漢方は服用できますか?
A:お薬の内容にもよりますが、基本的には漢方と病院薬との併用は可能です。Reiyodoでは漢方薬だけでなく、西洋薬の知識も豊富な薬剤師が在籍しているため、飲み合わせに関してはお気軽にご相談ください。
Q:漢方はどのくらい飲み続けないと効果が出ないですか?
A:個人差や症状の度合いもありますが、体の全身の細胞が生まれ変わるのに3ヶ月かかると言われているので、体質改善を進めるために、まずは3ヶ月同じお薬で様子を見ていければと思います。
お悩みが長期化している場合には、症状改善までに半年以上かかる場合もございますが、根気強く体質改善を進めていくことで良い変化が出てくる場合も多いです。
Q:副作用が心配です。漢方には副作用はありますか?
A:漢方は西洋薬と異なり、作用がマイルドなため、比較的副作用のご心配はなく、安心して服用していただけます。Reiyodoでは、定期的にお客様のご体調をお伺いしながら、漢方を服用いただけますので、服用期間中に何かお体のことでご心配なことがあれば、お気軽にLINEでお聞かせください。
Q. 漢方を服用する以外に、気を付けることはありますか?
A. 普段の生活習慣・食生活を見直しすることも、症状改善には非常に効果的です。Reiyodoでは、漢方服用中は定期的にお客様のご体調や生活習慣・食生活の内容をお伺いして、アドバイスをお送りしております。
Q: 漢方は妊活中の女性にも良いと聞きますが、男性にも必要ですか?
A: 妊活は「夫婦二人の体づくり」がとても大切です。女性側の治療に注目が集まりやすいですが、男性側の体調や精子の状態も妊娠に大きく関わります。男性の体質を整えることは、パートナーへの思いやりにもつながります。
Q: AMH(抗ミュラー管ホルモン)の数値が悪いと診断されましたが、漢方は意味がありますか?
A:AMHの数値自体を上げることは難しいですが、体質を整えることで、間接的に不妊や妊活に良い変化が見られる可能性があると私共は考えております。東洋医学では、精子の状態は「腎(じん)」の働きや体のバランス、体力の土台と深く関係していると考えます。
検査数値が思わしくない背景には、疲労・ストレス・生活習慣などの影響が隠れていることも多く、漢方ではそうした根本的な乱れにアプローチします。体質を整えることで体調に良い変化が見られる方も多く、病院での治療と併用しながら、妊娠しやすい体づくりを内側からサポートしていきます。