現在増え続けている様々な不定愁訴と漢方
喉に違和感がある、口の中に何かくっついている、目がゴロゴロする、足がむずむずする、頭がモヤモヤする、体がだるい、痛いわけではないけど体に違和感を感じる・・・。
そんな、病気とまではいかないけれど、なんとなく体調が悪いなと感じることがありませんか?
なんとなく体調が悪かったり、様々な症状を自覚しているにも関わらず、病院で検査をしても異常が見られない状態を「不定愁訴」と言います。
自覚症状は常に一定ではなく、重くなったり、軽くなったり、違う症状が現れたり、引っ込んだりを繰り返すのが特徴のため、なかなか他人に理解してもらえなかったり、どこに相談してよいか分からない方も少なくないと思います。
ストレスや自律神経の乱れ、ホルモンバランスの乱れ、血糖の調節障害なども原因として考えられていますが、はっきりとした原因は分かっておらず、様々な要因が絡んでいることも少なくありません。
漢方では西洋医学的には異常がなかったとしても、不調の原因となる体質を改善することで、お悩みを改善していくことができます。
副作用をできるだけ抑えて改善したい場合や、なかなか改善されない慢性的なお悩みも漢方薬ならば改善できる可能性があります。
西洋医学だけでは治療が難しい理由
西洋医学では検査値やガイドラインに基づいた治療が行われますが、検査などをしても原因がはっきりしない症状に関しては、根本治療ではなく、あくまでも出ている症状に対しての対処療法が中心となります。
不調が増えると、それに伴ってお薬の数が増えていくことも少なくありません。
また、原因が良くわからない不調に対しては「自律神経失調症」と診断されることも多いですが、この場合も根本治療ではなく、症状に対する対処療法や、精神安定剤などを処方して様子を見ることが多く、薬だけではカバーしきれないという可能性も否定できません。
東洋医学から見る不定愁訴
「病院でも治療法がないと言われたのに、漢方薬って本当に効くの?」と思われる方も多いかもしれません。
西洋医学と異なり、診断名に対するアプローチではなく、根本の体質から不調改善へとアプローチを行うからこそ、1人1人に合わせた不定愁訴のケアができる部分が漢方の強みです。
例えば、喉のつかえ感・つまった感じの症状を最近では「ヒステリー球」と呼びますが、漢方の世界ではそのような症状を「梅核気」と言い、2000年以上前からそういった症状に対する漢方が使われてきた歴史もあり、よくわからない違和感・不定愁訴に対しては、西洋医学よりも実は歴史も深いのです。
また漢方の場合は、病院のように不調が増える度にお薬が追加されることもなく、精神安定剤のように眠気・依存性などが起こる心配もないため、お子様からお年寄りの方まで安心して服用いただける部分も大きなメリットとなります。
病院での問診や、血液検査などで身体的には原因が見つからないにも関わらず、何かしらの違和感を伴うお悩みの多くは、精神的要因や自律神経、ホルモンバランスの乱れなどが原因であることが多いため、ご興味のある方は以下も併せてお読みください。
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このお悩みと関連が強い症状
精神まとめ
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ドライマウス
口腔内異常感症
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更年期の諸症状
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性交痛
むずむず足症候群
味覚障害
咽喉頭異常感症(ヒステリー球)
Q&A
Q. 病院では治療法がないと言われましたが、漢方で良くなりますか?
A. 病院で治療法がない場合でも、漢方は西洋医学とはアプローチが異なり、体質から症状改善を目指していくことが可能です。
Reiyodoには病院では特に異常がないと言われたが不調でお悩みの方、病院治療でなかなか良くならない方から、多くのご相談をいただいておりますので、ぜひ一度お悩みをご相談ください。
Q. 副作用が心配です。漢方には副作用はありますか?
A. 漢方は西洋薬と異なり、作用がマイルドなため、比較的副作用のご心配はなく、安心して服用していただけます。
Reiyodoでは、定期的にお客様のご体調をお伺いしながら、漢方を服用いただけますので、服用期間中に何かお体のことでご心配なことがあれば、お気軽にLINEでお聞かせください。
Q. 漢方を服用する以外に、気を付けることはありますか?
A. 生活習慣・食生活の見直しも、症状改善には非常に効果的です。
Reiyodoでは、漢方服用中は定期的にお客様のご体調や生活習慣・食生活の内容をお伺いして、アドバイスをお送りしております。
Q. 苦い漢方を子供は飲めますか?
A. 「苦い漢方薬を子どもが嫌がらないか心配…」という声をよく聞きます。
どうしても苦くて飲めないよというお子様に関しましては、漢方薬に蜂蜜を少量混ぜたり、オブラートに包んで服用していただくことをオススメしています。また、少量の白湯に漢方薬を溶かして入れてしまうといった手段もいいかと思います。
時には厳しい言葉をかけながらもお子様に服用させることも必要かもしれません。
漢方を服用することでお悩みが改善することは事実です。効果を実感できれば、以後すんなりと飲んでもらえるかもしれません。お子様だけでなくご自身のためにも無理のない範囲で服用してみましょう。
また、時にはお子さんを褒めることも大切です。どんな子供も親に認められたいものです。
「お友達はもう飲めるみたいだよ」なんていうふうに子供心をくすぐってあげるのもいいかもしれません。実際に飲めた時には「よく飲めたね」とたくさん褒めてあげましょう。成功体験となり、今後の服用にもつながってくるでしょう。