人前で気になる症状(不安・緊張・臭い)と漢方
人前で緊張することは誰しも経験があると思いますが、人の目が過度に気になり、身体症状が出てしまうと日常生活やお仕事に支障が出てしまいます。
人前で顔が赤くなる赤面症や人前で過度に緊張してしまう上がり症は代表的な例ですが、近年ではお腹が鳴ることが異常に気になってしまう腹鳴恐怖症や、実際にはそれほどでもない自分の匂いを、他人から嫌がられていると強く思い込んでしまう自臭症に悩む方も増えています。
そのような症状には自律神経を整える漢方が有効です。
また、実際に口臭や体臭がある場合も体質改善が根本的な解決となるため漢方が有効です。
西洋医学だけでは治療が難しい理由
西洋医学では検査値やガイドラインに基づいた治療が行われますが、あくまでも出ている症状に対しての対処療法が中心となります。
対人で気になる症状のうち、自律神経が乱れている場合は、抗不安薬などが使われることが多く、長期服用による副作用なども心配です。
また、口臭や体臭は長年の生活習慣の乱れによる影響が大きく、こちらは漢方が得意とする体質改善が効果的と考えられます。口臭の対策として、うがいや体を洗いすぎると常在菌のバランスが乱れ、返って症状が悪化することもあります。その点、漢方はお体の内側から匂いの原因となっている老廃物の代謝・排泄を高めるので根本治療となります。
東洋医学で本当に治るの?
「漢方薬って本当に効くの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
人前で気になる症状(不安・緊張)の多くは精神的要因が原因であることが多いです。
そして、漢方薬は特に精神的な悩みと相性が良いとされています。
具体的な理由についてはこちらに記載されていますので、興味のある方は以下併せてお読みください。
精神疾患
さらに、漢方薬には約2000年の歴史があります。
現在処方されている漢方薬のほとんどは当時書かれた「傷寒論」に収録されているレシピがもととなっています。
2000年前から現代に至るまで処方され続けた漢方薬に効果がなく、リスクがあるとすれば、こんなにも長い間使われ続けることはなかったでしょう。
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このお悩みと関連が強い症状
社交不安障害(あがり症・赤面症)
過緊張
魚臭症
口臭
自臭症
腹鳴恐怖症
Q&A
Q. 家族や親しい人の前では症状がないので、漢方は毎日飲まなくても良いですか?
A. 漢方は対処療法ではないので、症状が出ていなくても毎日服用してください。毎日服用することで体質改善が進みやすくなります。また、毎日の漢方だけでご不安な場合は、頓服できる漢方もありますのでご相談ください。
Q. 自分では口臭や体臭の匂いがわかりません。漢方が効いているかどうか、どのように判断したら良いですか?
A. 自分で匂いがわからない場合、ご家族や周りの方に確認することが指標となります。漠然と、「顔をそむけられた」、「鼻をすすられた」、「咳払いされた」などの行動は、思い込みの可能性があり、指標になりません。ご家族など身近な方にご協力いただきましょう。口臭の場合は歯科でも口臭検査ができますので活用してみると良いでしょう。もし匂いが無いと言われているにもかかわらず自分の匂いが気になる場合は自臭症の可能性があり、その場合も漢方によるアプローチが有効です。
Q. 現在病院でお薬をもらっていますが、漢方は服用できますか?
A. お薬の内容にもよりますが、基本的には漢方と病院薬との併用は可能です。
Reiyodoでは漢方薬だけでなく、西洋薬の知識も豊富な薬剤師が在籍しているため、飲み合わせに関してはお気軽にご相談ください。
Q. 漢方はどのくらい飲み続けないと効果が出ないですか?
A. 個人差や症状の度合いもありますが、体の全身の細胞が生まれ変わるのに3ヶ月かかると言われているので、体質改善を進めるためにはまずは3ヶ月は同じお薬で様子を見ていければと思います。
お悩みが長期化している場合には、症状改善までに半年以上かかる場合もございますが、根気強く体質改善を進めていくことで良い変化が出てくる場合も多いです。
Q. 副作用が心配です。漢方には副作用はありますか?
A. 漢方は西洋薬と異なり、作用がマイルドなため、比較的副作用のご心配はなく、安心して服用していただけます。
Reiyodoでは、定期的にお客様のご体調をお伺いしながら、漢方を服用いただけますので、服用期間中に何かお体のことでご心配なことがあれば、お気軽にLINEでお聞かせください。
Q. 漢方を服用する以外に、気を付けることはありますか?
A. 普段の生活習慣・食生活を見直しすることも、症状改善には効果的です。
Reiyodoでは、漢方服用中は定期的にお客様のご体調や生活習慣・食生活の内容をお伺いして、アドバイスをお送りしております。