心のお悩み・メンタルヘルスと漢方
ストレス社会の現代において、様々な心のお悩みを感じる不調で悩まれる方が、年々増加傾向にあります。
不安障害の有病率は人口の5~6%とも言いわれ、老若男女問わず、誰にでも起こりうるためので、決して他人事の話ではありません。
パニック・不安障害、うつ、広場恐怖症、社交不安障害(赤面症・あがり症)、強迫性障害、全般性不安障害などの心のお悩み・メンタルヘルスの多くは、精神的要因が原因であることが多いです。
そして、漢方薬は特に精神的な悩みと相性が良いとされています。
具体的な理由についてはこちらに記載されていますので、興味のある方は以下併せてお読みください。
精神疾患
病院に通っている場合にも、このまま薬を飲み続けてた方が良いのか?といったお悩みや、 症状が緩和されず繰り返し悩まされているという経験はありませんか?
大切なご家族が悩んでいる。そのストレスから親御さんもしくはお子様が悩まれてしまうこともあるでしょう。
副作用をできるだけ抑えて改善したい場合や、なかなか改善されない慢性的なお悩みも漢方薬ならば改善できる可能性があります。
西洋医学だけでは治療が難しい理由
西洋医学ではガイドラインに基づいた治療が行われますが、一般的に不安・恐怖を伴う疾患に関しては、根本治療ではなく、あくまでも出ている症状に対しての対処療法が中心となります。
不調が増えると、それに伴ってお薬の量や数が増えていくことも少なくないため、薬だけではカバーしきれないという可能性も否定できません。
また、抗うつ薬・抗不安薬には眠気・嘔吐・尿閉・体重増加・性欲減退・ふらつきなどの副作用や、急な断薬に伴う離脱症候群、長期連用に伴う耐性・依存性なども懸念されており、特にお子様やご高齢では注意が必要となります。
東洋医学から見る心のお悩み・メンタルヘルス
「病院でもなかなか良くならないのに、漢方薬って本当に効くの?」と思われる方も多いかもしれません。
西洋医学と異なり、診断名に対するアプローチではなく、根本の体質から不調改善へとアプローチを行うからこそ、1人1人に合わせたケアができる部分が漢方の強みです。
東洋医学では、現代医学のように脳内神経伝達物質やホルモン、自律神経といった概念のない、2000年以上も前から、心のお悩み・メンタルヘルスなどの様々な不調に対して、体質に合わせて漢方薬を用いたり、生活養生法が実践されてきた歴史があります。
不安・恐怖を単に抑えるだけでなく、精神面・自律神経・ホルモンバランスや、不調から派生する様々な関連症状に対して、包括的にアプローチできる部分も漢方の魅力の1つです。
病院での治療と並行して服用することもでき、西洋薬ではカバーできない部分にも良い影響を期待できるため、QOL向上にも繋がります。
また、抗うつ薬・抗不安薬のような副作用の心配も少ないため、お子様からお年寄りの方まで安心して服用いただける部分も大きなメリットとなります。
Reiyodoでは1人1人に合わせたオーダーメイド漢方のご提案だけでなく、心のお悩み・メンタルヘルスのお悩み悪化につながる生活習慣・食事を見直すためのアドバイスにも力を入れております。
漢方と養生との相乗効果で、お悩みの症状改善を目指していきませんか?
併せて読みたい
このお悩みと関連が強い症状
パニック障害・不安障害
うつ
うつ病の再発
広場恐怖症
社交不安障害(赤面症・あがり症)
社交不安症
過緊張
強迫性障害
全般性不安障害
不安神経症
PTSD
HSP
神経性嘔吐症
産褥うつ症
腹鳴恐怖症
夜驚症
Q&A
Q. 現在病院でお薬をもらっていますが、漢方は服用できますか?
A. お薬の内容にもよりますが、基本的には漢方と病院薬との併用は可能です。
Reiyodoでは漢方薬だけでなく、西洋薬の知識も豊富な薬剤師が在籍しているため、飲み合わせに関してはお気軽にご相談ください。
Q. 病院の治療でも良くなりませんが、漢方で良くなりますか?
A. 病院の治療法でなかなか良くならない場合でも、漢方は西洋医学とはアプローチが異なり、体質から症状改善を目指していくことが可能です。
Reiyodoには病院治療でなかなか良くならなかったり、病院では治療法がないと言われた方から、多くのご相談をいただいておりますので、ぜひ一度お悩みをご相談ください。
Q. 漢方はどのくらい飲み続けないと効果が出ないですか?
A. 個人差や症状の度合いもありますが、体の全身の細胞が生まれ変わるのに3ヶ月かかると言われているので、体質改善を進めるためにはまずは3ヶ月は同じお薬で様子を見ていければと思います。
お悩みが長期化している場合には、症状改善までに半年以上かかる場合もございますが、根気強く体質改善を進めていくことで良い変化が出てくる場合も多いです。
Q. 副作用が心配です。漢方には副作用はありますか?
A. 漢方は西洋薬と異なり、作用がマイルドなため、比較的副作用のご心配はなく、安心して服用していただけます。
Reiyodoでは、定期的にお客様のご体調をお伺いしながら、漢方を服用いただけますので、服用期間中に何かお体のことでご心配なことがあれば、お気軽にLINEでお聞かせください。
Q. 漢方を服用する以外に、気を付けることはありますか?
A. 普段の生活習慣・食生活を見直しすることも、症状改善には効果的です。
Reiyodoでは、漢方服用中は定期的にお客様のご体調や生活習慣・食生活の内容をお伺いして、アドバイスをお送りしております。
Q. 苦い漢方を子供は飲めますか?
A. 「苦い漢方薬を子どもが嫌がらないか心配…」という声をよく聞きます。
どうしても苦くて飲めないよというお子様に関しましては、漢方薬に蜂蜜を少量混ぜたり、オブラートに包んで服用していただくことをオススメしています。また、少量の白湯に漢方薬を溶かして入れてしまうといった手段もいいかと思います。
時には厳しい言葉をかけながらもお子様に服用させることも必要かもしれません。 漢方を服用することでお悩みが改善することは事実です。効果を実感できれば、以後すんなりと飲んでもらえるかもしれません。お子様だけでなくご自身のためにも無理のない範囲で服用してみましょう。
また、時にはお子さんを褒めることも大切です。どんな子供も親に認められたいものです。「お友達はもう飲めるみたいだよ」なんていうふうに子供心をくすぐってあげるのもいいかもしれません。実際に飲めた時には「よく飲めたね」とたくさん褒めてあげましょう。成功体験となり、今後の服用にもつながってくるでしょう。